ムツゴロウさんの「教育」シリーズ3部作の第1作です。
この「野性教育」の後に「人間教育」と「自然教育」が続きます。
3冊をまとめて読んだ記憶がありますから、「自然教育」の初版の年、1980年に手にしました。
いつの間にか大昔のことなんですね。ついこの間のことだと思っていました(笑)。
30年以上も前の本ですが、この本が提議している課題は今も変わらずにここにあります。
人が新しいものをつくること、新しい道を切り開くにはどうしたらよいのか。
ここでは、ムツゴロウさんの持論が爽快に述べられていきます。
曰く「人間の底力をつけるべし」
未知のものが出てくるまで、じっと辛抱できる精神力 ―。
頑張りがきく体力 ―。
中学の頃にムツゴロウさんに憧れていた私は、その猛烈さを真似したくて
この本に書かれているような勉強法を試したことがあります。
とても無理でしたが(笑)
ムツゴロウさんは、私にとって今も憧れの鉄人です。