ユマニチュード(Humanitude)という言葉を知ったのは
産経新聞の「ゆうゆうLife」に掲載されていた記事が目に留まったのが最初でした。
(詳しく記事を読みたい方は
「フランス生まれの認知症ケア「ユマニチュード」」
という言葉で検索してみてください。
産経新聞のネットニュースで読むことができます。)
ユマニチュードとは、フランス生まれの認知症ケアのこと。
認知症の方のケアのしかたのヒントが提案されています。
ケアの柱は
1)見る
2)話しかける
3)触れる
4)立つ
の4つ。
どんな介護でも「個人の優しさ」が求められると、立ち行かなくなった時
心が折れて燃え尽きてしまいます。
本心は尊厳を持って対応したいのに、願い通りにはいかないことが多く
外にもれない心の溜息とともに心身が疲れ果ててしまうのが生の現場の姿です。
ユマニチュードは「技法」や「技術」としてケアの方法を取り上げることで
「良いケア」を実践できるように体系化したもののようです。
個人の資質に左右されるものではないというところが
どんなに介護者を元気づけることでしょう。
記事に掲載されている「ユマニチュードの技法」にはこんなふうに紹介されていました。
1)見る
① 同じ目の高さで(対等な関係を示す)
② 正面から(認知症の人は視野が狭いので、鼻を中心に15度くらい)
③ 近くから(率直さ、親しさを表す)
④ 長く(0.4秒以上の時間の共有が大切。親密さを示す。)
2)話しかける
① 優しく(穏やかなソフトボイスで)
② 前向きな言葉で(会話を楽しんでいるメッセージを出す)
③ 相手が黙っていても声をかけ続ける
3)触れる
① 優しく
② 広い面積で包むように(つかんだり、つまんだりしない)
③ なでるように
このような技術が全部で約150ほどあるそうです。
私も、学んでみたいと強く思いました。
期待したいです。