8月26日にたまたまつけたテレビで、宮崎駿監督のドキュメントをしていました。
NHK『プロフェッショナル 仕事の流儀』のスペシャルです。
作品を生み出すまでの監督自身の想いや苦悩、周りの方々の想いも垣間見ることができて
やはり、いろいろと考えさせられました。
今回、番組が取り上げた監督の言葉が
『大事なものは、たいてい面倒くさい』
番組ホームページに監督の言葉がこう続きます。
「面倒くさいっていう自分の気持ちとの戦いなんだよ。
何が面倒くさいって究極に面倒くさいよね。
『面倒くさかったらやめれば?』 『うるせえな』って、そういうことになる。
世の中の大事なことってたいてい面倒くさいんだよ。
面倒くさくないところで生きていると、面倒くさいのはうらやましいなと思うんです。」
生き物として生きるということは、苦しい・痛い・危険を遠ざけながら
安楽・安全を求めていくことだと言います。
種の保存本能がそうさせているのです。
人類種は、そうやって生き延びてきたはずです。
ただ、人として「生きる」ということ
実感をもって大切に生きるということは
それこそ大事なことを、切実に、コツコツと実行し続けることに尽きるのだと思います。
大事なことに蓋をしない。
感覚を鈍らせてまで面倒くさいことに気づかないふりをしない。
あえて面倒くさい道を選択していく。
そこに自分の大事なものがある。
深い言葉ですね。
自分に言われているような気がしますものね。