音を可視化する「サイマティックス」という学問があるそうです。
私はコンピューター・グラフィックスが氾濫している世の中ですから、音響ソフトのヴィジュアライザーのようなものなのだろうと早合点していました。
人工的な視覚効果には、ちょっとやそっとではすでに感覚がマヒしているのかも知れません。
ですから、「いつもの、どっかで見たことあるようなものなんだろう」と高を括っていました。
ところが、自然界にあるようなアナログの音が形を創りだしているとなると話は別です。
砂や水といった媒体を音(振動)を与えることで様々に変化するパターンを見せてもらいました。
これが繊細で規則正しく、美しい幾何学模様を紡ぎだすのです。
例えば、雪の結晶。ヒトデの形。
彼のプレゼンを見ていると、宇宙に存在するあらゆる形が何らかの通奏低音から形作られ成り立っているのではないかと空想は広がっていきます。
5分足らずの短いプレゼンですので、是非ご覧ください。
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