アインシュタインの言葉だそうです。
「このことわざには真実がある。
『人に対して正しく賢明な助言をすることはできる。
しかし、自分が正しく賢明に振る舞うことはむずかしい。』」
この言葉が真実で、人々に広く浸透しているからこそ、私は生活習慣病の方々の診療ができています。
「間食が多いようですね。」とか「運動しましょう。」とか言われながら、「先生だって、してないでしょ」と、思っても言わない患者さんは多いはずです。
それは、医師からの「正しく賢明な助言」だけは受けておこうとする大人の姿勢で成立しています。
けれども、たまに
「先生だって、最近太っているよね?」
「先生は走っているのに、痩せないね。」
ニヤっと笑いながら指摘してくる患者さんもいます。
ん~(笑)。よく見ているな~と思いながら、診療の目的がずれてしまわないように必死に話の軌道修正を図ります。
『人に対して正しく賢明な助言をすることはできる。
しかし、自分が正しく賢明に振る舞うことはむずかしい。』
私も、この言葉は真実だと思う一人です。