昨日、映画「シン・ウルトラマン」を観てきました。
そういう昨日7月10日は偶然にも「ウルトラマンの日」でした。
1966年7月10日に、ウルトラマンがお茶の間のテレビに初めて登場した日なのだそうです。
私は、初代マンやセブンはリアルタイムではなくて、どちらかというと「帰ってきたウルトラマン」の世代です。
ウルトラ第3シリーズと言われるセブンの放送終了が1968年。ウルトラマンが「帰ってきた」のが、その3年後の1971年。私が6歳から7歳にかけてのことですから、ドンピシャです。
では初代マンやセブンについてゆかりがないかというと、決してそんなことはなくて、新マン(いつの間にかジャックという名前になっていた)を深堀りすればするほど、先代たちの活躍を子どもながらに熱心に研究していたものでした。
実際、カードや学年雑誌の付録の怪獣図鑑は、横断的に怪獣たちが網羅されていましたし、それを全て覚え込むというのが子ども達のスタンダードになっていました。
「ウルトラマンってゼットンに負けたってよ。最後。」
「帰ってきたウルトラマン」の活躍を毎週楽しみにしながら、先代のウルトラマンが敗れたという過去の事実が、当時の私たちには暗くて嫌な予感を覚えずにはいられませんでした。新マンもいつか負ける日が来るのかも。
「で、どうしたの?」
「ゾフィーが助けに来たって。」
絶対的ヒーローであるウルトラマンを助ける存在がいたのか。
いつしかゾフィーが、私たち子ども達の「奥の手の切り札」となっていったのは自然なことでした。
さて、「シン・ウルトラマン」については、随所に初代マンのリスペクトを感じました。
メフィラス星人との戦いが決着をつかずに終わったのも、「外星人同志で話し合いがもたれたのだろう」という台詞も、オリジナル版とほぼ同じでした。
そして、オリジナル版の最終回「さらばウルトラマン」でのゾフィーの台詞が、映画で見事に再現されていたのは鳥肌ものでした。
「ウルトラマン。そんなに地球人が好きになったのか。」
「シン・ウルトラマン」は、続編があるのだと聞きました。これは期待大です。
できれば、セブンも新マンも出てきて欲しいところです。