映画「インターンシップ」を観ました。
2013年の公開の映画です。約10年前のお話なのですが、Googleが舞台のお話だとしてもあまり当時と状況が変わっていないことに、まず驚きです。
映画サイトから、あらすじを拾ってきました。
時計会社の営業マンとして働くビリーとニックは、巧みなセールストークで多くの顧客に時計を売ってきた。しかし、彼らの会社がデジタル化の波を受けて倒産し、失業の憂き目にあってしまう。そんな矢先、デジタル時代の代名詞とも言える巨大企業Googleがインターンを募集していることを知った彼らは、思い切って応募してみることに。なんとか面接に受かったものの、周囲は超優秀な学生たちばかり。IT音痴の2人は、持ち前の話術を武器に正社員を目指すが……。
この映画は、良くも悪くも、典型的なアメリカンドリームもの。
展開が読めますし、登場人物たちはステレオタイプの役柄に徹していますから、逆に安心感があります。
Googleが、ドリームランドのように描かれているのがちょっと気になりますが、サクセスストーリーの終着点として申し分がない設定です。
時代遅れのオジサン2人が、いじけるでもなく合わせるでもなく、自分たちの特徴を最大限に発揮して終いには周囲を感化させてしまうというお話なのですが、オジサン特有の空気を読まない猛進ぶりにはややイライラするかも知れません。
オヤジギャグの本質はスベることではなく、それを出すタイミングが悪すぎるのだというのを聞いたことがありますが、まさしくそれです。
それはともかく「チャンスは歩いてこない、自分でつかむもの」というテーマは、さわやかさすぎるぐらい明瞭です。
コメディ映画として面白かったです。