
「有森裕子のマラソンブック フルマラソンで4時間を切る!」を読みました。
有森裕子さんはバルセロナ五輪とアトランタ五輪の2大会連続のメダリスト。
ちょうど私と同世代の方です。
有森さんは、走る人を、ジョガー、ランナー、アスリートの3種類に分けていました。
ジョガーは健康の為に走る人。歩きに毛が生えた走り、息が上がらないトコトコ走りの人。
ランナーは、タイムを望む人。走り方にもこだわる人。
アスリートは、タイムだけでなく順位も求める人。競技志向の高いランナー。
有森さんは、トコトコ走りでフルマラソンを6時間かかって走りきったら、次はタカタカ走りに変えて5時間を切ってほしい。そのためのトレーニングをしてほしいと述べていました。
私がウチアタイ(忸怩(じくじ))したのは次の言葉。
「ジョガーの中には『なんちゃってランナー』が結構います。練習もきちんとしていないのに、サブ4を目指そうというのは『なんちゃってランナー』です。」
そして、次の言葉が決定的でした。
「本を読むだけでは脱ジョガーは不可能です。」
ありゃりゃ。言われてしまった(笑)。
有森さんは、いつでも全力を出し切っていた印象があるだけに、とにかくその言葉に説得力がありました。
そして、4時間を切ろうとする人に対して、こんなアドバイスがありました。
「そうですね。1か月に走る距離は長くても300キロ。200キロでも十分だと思います。」
そっかあ。月に100キロを走って満足している場合ではなかったのですね。