私がビートルズ好きだということを事あるごとにアピールするので、ありがたくもスタッフが気を遣ってくれるようになっています。
(もちろん、だいぶ申し訳ない気持ちです。)
今日は、朝のミーティングの時に「今日はジョン・レノンの命日」だということが話題になりました。
41年前の今日、40歳の若さで凶弾に倒れたことを知ったスタッフが、「生きていたら何歳になるのでしょうね…」とつぶやきました。
昨年は没後40周年ということで、ニューヨークでは献花台が設けられたというニュースがありました。
生きていたら、今年で81歳になります。
わたしとしては、今日はジョン・レノンに関する本にでも触れて、思いを寄せてみようと思いました。
この本は1980年9月、3週間にわたってジョン・レノンとオノヨーコ2人に行なわれたロング・インタヴューです。ちょうどアルバム「ダブル・ファンタジー」で復帰するタイミングのインタヴューで、ジョンがビートルズの曲作りやメンバーへの思いについて率直に明かしているのが印象的です。
この本のエピローグにある文章を紹介しますね。
「(略)私たちはしばらく『カリフォルニアはどう?』『ニューヨークはいかがですか?』というありふれた会話をし、そのあとでジョンが、12月に再び会う約束をしていたことについて念を押した。インタヴューの続きをやって、あの場で取り上げられなかった曲について話を聞くことになっていたのだ。私たちはお互いに元気でと言い、彼はまた会えるのを楽しみにしていると言った。私は感謝の言葉を返した。
12月7日にヨーコが電話をかけてきて、私のインタヴュー記事をとても気に入ったと言ってくれた。掲載誌はその前日にニュース・スタンドに並んでいた。ジョンも大いに喜んでいると彼女は言った。
翌日の12月8日、ジョンはこの世を去った。」