かつて私は、イヤホンで音楽を聴きながらのランニングができませんでした。
リズムよく走るために過去に何度か試したことがあったのですが、集中できないという理由ですぐに外してしまっていました。
勝手に、音楽が邪魔で「走ること」に集中できないと思っていたのですが、骨伝導イヤホンを試して、それが間違いだったことに気づきました。
普通のイヤホンだと環境音が遮断されてしまうので、余計な神経を張り巡らさなければならず、それが原因でランニングに集中できなかったようです。
骨伝導イヤホンは、耳は塞がっていませんから、音楽を聴きながら会話をすることもできます。
静かに自動車が後方から近づいてくるのもわかります。
実は尚巴志ハーフマラソンに骨伝導イヤホンをつけて走ってみたのですが、これがなかなか楽しかったのです。
アップルミュージックなどには「ランニングのためのプレイリスト」のようなものがあります。
トータルで4~6時間ほどの長さになるように、曲のリストが構成されています。
最初はそれを流していたのですが、どうも私の趣味に合わずしっくりいきません。
邦楽でも、明らかな応援歌は(何しろ天邪鬼ですから)続けるとちょっと疲れてしまうのです。
ふとひらめいて安室奈美恵さんの「Finally」と「Final Tour」ライブのアルバムをシャッフルで流してみました。
これがなかなか良い。どの曲も素晴らしいです。気持ちに、ぴったり、しっくりきます。
今さらながら、安室奈美恵さんのファンになってしまいました。(ホントに今さら!です。)
体にスピーカーを貼り付けて安室奈美恵さんの曲をまといながら走る名物ランナーさんをマラソン大会でお見受けしたことがあるのですが、なんだか気持ちがわかるようです。
「遅いですよ!」
安室奈美恵さん大好き命のスタッフに呆れられていますが、NAHAマラソンはこれでいこうと決めました。