「人生は短すぎて」

 

2月が28日で終わるとはいえ、あっという間に時間が過ぎていく感じがします。

「今年は、特に早い」という患者さん達も多く、私はその度に強く同意しています。

なぜなんでしょう?

もちろん、無駄に過ごしているわけではないと自分では思っているのですが、猛烈な勢いで時間が過ぎていくのを感じています。

最近、よく胸に浮かぶ言葉(セリフ)があります。

「人生は短すぎて退屈している暇などない」というものです。

これは宝塚ミュージカルの「エリザベート~愛と死の輪舞~」に登場してくるセリフです。

「エリザベート~愛と死の輪舞~」は宝塚の中でも私の大好きな演目のうちのひとつで、このセリフが登場するのはエリザベートがシシィと呼ばれている幼少期の頃、舞台の幕開けの後の最初の場面です。

*

「鳥のように自由に空を翔け、永遠の青の天空をいけるなら、私は喜びのうちにほめたたえよう、自由という名の神を!」

「シシィ!フランス語の時間よ!」

「はい、ママ…。(パパを見つけて)パパ!!」

「しっ!」

「♪お昼に親戚が集まる ママが言うことあるらしい…。堅苦しい場所から逃げたいわ♪パパいっしょに連れて行ってよ?」

「♪無理だよ」

「♪パパの趣味は全部好き!夢を詩に書き留め、馬術の競争。パパみたいになりたい」

「人生は短すぎて退屈している暇などない。それにパパは親戚づきあいが嫌いなんだよ」

「♪今日は木登り、綱渡りの練習も禁止なの。どうして連れて行ってくれないの…? 自由に生きたい、望むまま…」

「いい子でいるんだよ」

*

いつの間にか、セリフまで覚えてしまいました(笑)。

シシィの父親マックスが「人生は短すぎて」と言っている言葉が、最近私はよくわかるようになっています。

人生80年~100年の時代。

それでも、成長し、家庭をつくり、仕事をなし、人生を過ごして老いていくのに、なんと絶妙で短い時間なのでしょう。

不思議な気がします。神様はこの「流れ」をよくぞ設定したものだと感心します。

あとから振り返っても2019年の3月が素晴らしい月であったと思い返せるように。

しっかりと生活したいと思います。

 

 

 

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