最近の風潮なのでしょうか。
マンガでもヒーローものの映画でも、挫折のどん底に落とし込むことが多くなった気がします。
昔はどんな窮地に追い込まれようとも「それはありえないだろ」というぐらいの起死回生、一発逆転満塁ホームランが出てきたものですが、そのワンパターンを嫌ったものなのか、ストーリーの後半にも登場人物にとってのどん底が待ち構えていたりします。
世の中がヒロイズムを否定しはじめているのかな?
現実社会の投影…を持ち込むには、私たち観る側の方がそれほど寛容ではない気もします。
それで励まされる方もいるかも知れませんが、現実の「私」が挫折に近い場所で生活しているからこそ、それを一時でも忘れさせてくれるエンターテイメントを求めている方が多い気がします。
私は「ワンパンマン」でスッキリしますし、好んで読みます。荒唐無稽だからこそ、楽しめます。
エンターテイメントって難しいですね。