原田マハさんの作品を初めて読みました。
今回の大阪への出張ののオトモは、少し厚めのこの本にしていました。
あるサイトでは、内容についてこんな紹介です。
反戦のシンボルにして20世紀を代表する絵画、ピカソの“ゲルニカ”。国連本部のロビーに飾られていたこの名画のタペストリーが、2003年のある日、忽然と姿を消した…。大戦前夜のパリと現代のNY、スペインが交錯する、華麗でスリリングな美術小説。
いわゆるアートサスペンスで、原田マハさんのピカソ(特に「ゲルニカ」)に対する情熱が強く感じられる小説でした。
実際、著者の思いが主人公たちの口を借りて、これでもかこれでもかと繰り返し語られていくかのようです。
ゲルニカをもう一度じっくり見たくなりましたし、ピカソについても調べたくなりました。
いつしか原田マハさんの他の小説も読みたくなっていく、そんな小説でした。
ゲルニカ市にある実物大のタペストリー