「気づきの瞑想」とは「ただ今ここにある心や体の状態を観察すること」
言い換えれば「マインドフルネス瞑想」のことです。
マインドフルネスとは、ジョン・カバットジン氏は「今ここでの経験に評価や判断を加えることなく、能動的に注意を向けることで実現される気づき」と定義しました。
瞑想というと、結跏趺坐で姿勢を正して目を閉じ、静かに呼吸を整えるというイメージが強かったのですが、この本にある「気づきの瞑想」はちょっと意外でした。
プラユキ・ナラテボー氏はタイ在住の日本人比丘。タイのテーラワーダ仏教を修めた方です。
この本に「手を動かす瞑想」が紹介されています。
手動瞑想は、基本的に目はつむらないで、開けたまま。太ももにのせた右手を垂直に立てる→肩のあたりまで垂直に上げる→お腹のところへ移動。左手も同じように動かしていきます。
その一連の動きを、その都度『気づく」練習です。
どうもイメージがわかないなと思っていたら、YouTubeに動きの動画がありました。
さすがに今は動画とタイアップしていく時代ですね。
この手動瞑想のポイントは「一つひとつの手の動きにしっかりと『気づき』をともなわせていくこと」
ただあるがままに手の動きを気づいていくようにすること。
それとともに、心を「今ここ」に立ち戻らせるのだそうです。
ためしにやってみようと思いました。