「チームワーク」を達成するのは難しいと実感します。
このブログにも何度か取り上げていますが、しまいには「そもそもチームワークって何だろう?」と振り出しに戻ってしまうのです。
つまり、考えすぎて、「そもそも論」で話が抽象的になって具体的なイメージできなくなってしまう感じです。
試しに国語辞典で調べてみます。
チームの人々が力を合わせてする動作(三省堂 現代新国語辞典)
① 成員が一致して目的を達成するための、チーム内の団結、連携。② 共同の作業や研究(小学館 精選版日本国語大辞典)
チームの共同動作。一団の人々の連帯。(岩波書店 広辞苑)
チームの成員による統制のとれた団体行動。またそのための協力態勢。(大修館書店 明鏡国語辞典)
簡単に言えば、「協力」です。
けれども、「協力」と「チームワーク」では、ニュアンスが違う気がします。
やはり、ディッキンソンとマッキンタイアが定義してくれた「チームワーク」がしっくりいく気がします。
「チームワークとはチーム内の情報共有や活動の相互調整のためにメンバーが行う対人行動全般である」
言葉が少し分かりにくいですが、私は勝手にこんな風に解釈しています。
「メンバー同志のコミュニケーションがよくとれていること。それは、自分だけが活き活きとするのではなく、相手も活き活きとできるように心配りと声かけができていること。そのために、自分の業務から少しだけはみ出してお互いを助け合う風土があること。」
私は、この「業務をはみ出す」ということが、人が自分を成長させ利他の心を育む大事なポイントだと思っています。
もっと簡潔に言えば、こうなるのでしょうか。
「チームワークとは、思いやりの心による共同作業」
おかげさま、おたがいさまで働くことができたら、どんなにいいかと思います。