「心が強い人のシンプルな法則」

 

 

人生の中で、自分の成長という目標に向かって進むことは、多くの人にとって共通のテーマと言えます。

しかし、その道のりは必ずしも平坦ではなく、時にはどのように進めば良いのか迷うこともあります。

権藤優希著「心が強い人のシンプルな法則」が示すポイントは、そのための手助けとなるかも知れません。

 

「心が強い人」というタイトルは、「そんなに強くない自分には無縁の世界」と思いがちだったのですが、表紙にある言葉に少し心が動かされました。

「大切なのは『心が折れない』ことではない。『折れてから回復するまでのスピード』だ」

プロローグにも「最初から強靭なメンタルを持っている人など、世の中にいない」と言い切っていますし、「それよりも大事なことは、あなたが『折れかけた心を回復させる方法』を知っているかどうか」と述べ、「心が折れた後」に立ち上がり、「その先へ」進む方法を伝授することが、この本の主題なのです。

心にとまったワードを中心に、簡単にポイントをあげてみますね。

 

  • 理想の1日をメモに書き出す

朝、起きたら、その日に何を達成したいのか、どのように過ごしたいのかをメモに書き出すします。そうすることで、目標に向かって行動する意識が高まります。

例えば、新しいプロジェクトのアイデアを3つ考える、ランチは健康的なサラダを食べるなど、できるだけ具体的な行動目標を書き出すのです。

 

  • 暇な時にやることリストを作る

予期せぬ自由な時間ができたときに、有意義に過ごすためのリストを作っておくことが推奨されています。

準備をしていなければ、何をすればいいか迷ってしまうことがあります。そんな時に備えて、読みたい本のリストや学びたいスキルのリストを作っておくと、時間を有意義に使うことができます。

 

  • 心が折れる前に読書をする

ストレスを感じたときには、読書をすることで心を落ち着け、視野を広げることができます。

読書は心のリフレッシュだけでなく、新たな知識や視点を得る機会でもあります。

 

  • 嫌だったことをノートに書き留め、結果で見返す

自分が嫌だと感じたことをノートに書き留め、後でその結果を振り返ることで、自己理解を深め、成長することができます。

例えば、失敗したプレゼンテーションの内容をノートに書き留め、後でその結果を振り返る。自己理解を深め、同じ失敗を繰り返さないための改善点を見つけることができます。

 

  • 予定を詰め込む

自分の時間を有意義に使うために、予定を詰め込むことが推奨されています。

要するに凹むことができないほど、予定を入れてしまうのです。自分の時間を最大限に活用し、創造性を発揮することができます。

 

それぞれが小さな行動かも知れませんが、これらを積み重ねることで大きな成果に繋がります。

日々の積み重ねが、自分自身をより良くするための一歩一歩となるのです。

これらのポイントを一つずつ、実際に自分の生活に取り入れてみることです。