私たちは自分に合わないと思っているのに、巻き込まれてしまうことがあります。
ジュリア・ケラーの著書「QUITTING:やめる力、最良の人生戦略」は、この問題に対して新たな視点を与えてくれるものでした。
この社会は、粘り強さと不屈の精神を重視しますし、それを私たちに求めてきます。
しかし、自分にとって役に立たないものはやめるべきだと、筆者は強調します。
やめることは、自己防衛のひとつの形なのです。
自分に合わないことをしているとき、不必要なストレスや不満が生じます。
私たちの多くは、やめることやつながりを失うことを恐れて、自己実現につながらない仕事や関係を続けてしまいます。筆者は、社会的期待よりも自分の感情を優先することを勧めています。
選択する力は常に私たちの中にあります。
続けるかやめるか、その決定は私たちがするべきです。
自分にとって役立たないものに執着せず、代わりに自分の感情と直感を大切にするべきだと筆者は強調しています。
結論として、「QUITTING」は人生戦略について独自の視点を与えているのだと思います。
自分自身に忠実な人生を送るために、「やめる力」を受け入れることを勧めているのです。