チームスポーツと組織論

 

バスケットやサッカー、ラグビーなどのボールゲームは、あらゆるところでアイデアに満ちていて、それがそのままこれらのスポーツの魅力になっています。

(私などが改めて語ることでもないのですが…笑)

プレイヤーが点を取るために頭脳を駆使し、アイデアを巧妙に織り交ぜながら試合を展開します。ある時はパスを、ある時はシュートを放ちます。それらのアイデアが試合の流れを左右していきます。

試合で勝つためには、全てのプレイヤーが役割を果たすことが求められます。一人だけがスーパースターであっても、他のプレイヤーが彼を支えなければ勝つことはできません。

バスケットならポイントガード、シューティングガード、センターなど、役割は異なりますが全てのプレイヤーが同じ目標に向かって動き、そしてそれぞれが独自のアイデアをコート上に展開します。

しかも、アイデアは誰でも持っているものです。

新人であろうとベテランであろうと、そのアイデアはチーム全体を引き上げる力を持っています。一見無名の選手でも、その独自の視点から生まれるアイデアは試合を一変させる可能性があります。

そして、最終的に勝利を手にするのは、試合を理解し、アイデアをうまく生かすことができるチームです。

プレイヤーたちの間のコミュニケーション、チームとしての一体感、そして各プレイヤーが持っている力と価値が一つになった時、アイデアは最大限に活用され、試合は勝利に結びつきます。

だからこそ、コートで活躍するためには、全員がバスケットボールを愛し、それぞれが持っているアイデアを尊重し、価値あるアイデアを提供する者が更なる価値を生み出す相乗効果を引き出すことが重要になります。

次のアイデアはどんなプレイを生み出すのか、組織としてどうまとまっていくのか。そんな俯瞰した視点も含めて、チームスポーツを観戦するのは、楽しいです。