「気象病」や「天気痛」

 

最近は気温が下がったり上がったりで、天気が安定しない日が続きます。

毎日のように気圧も変化していきます。

その気圧の変化が、環境ストレスとして私たちの自律神経を乱していきます。

「最近、血圧が高くなって怖いから予約じゃないけど来た」という患者さんも多くなってきました。

自律神経は、体内環境を一定に調整しながら保つ働きを持っています。そのバランスが崩れると、さまざまな症状を引き起こす原因となります。

特に、季節の変わり目などに症状が現れるのは「気象病」とも呼ばれますし、気圧や寒暖の変化、天気の崩れなどで引き起こされる頭痛(天気痛)と呼ばれるものがあります。

人間も自然の一部である実証ともなるのでしょうが、本人にとっては深刻ですね。

自律神経のバランスをとる…というのも、なかなかの難題です。

モノの本によると、耳の血行をよくするために温タオルで耳のまわりを温めたり、耳の後ろにある完骨というツボを刺激したりすると良いらしいのですが、私自身は試したことがありません。

どんな分野でも「バランスをとる」というのは、言うは易しで自分にあった方法を試行錯誤で見つけていく必要があります。

人の個性と同様で、ある人には有効なことがある人には全く効果がなかったというのはよく聞くお話だからです。

あきらめずに自分の体に良い方法を探究していくことが大切ですね。