カフェインよりも運動

 

睡眠不足のまま仕事に就かないといけない時、カフェインの力を借りようとコーヒーを飲んだりします。

そんな時、カフェインよりももっといい方法があるよというお話です。

 

ジョージア大学の研究者ランドルフとオコナ―の論文から。

Stair walking is more energizing than low dose caffeine in sleep deprived young women

Derek D. Randolph and Patrick J. O’Connor, Physiology & Behavior, 2017-05-15, Volume 174, Pages 128-135,

「階段の昇降は、低用量カフェインよりも慢性的に睡眠不足の若い女性のパフォーマンスを向上させる」というものです。

 

この研究は、運動とカフェインのどちらが眠気ざましに役立つのか、やる気を引き起こすのかを調査したものです。

調査対象は18 人の慢性的な睡眠不足の女子大学生 (18 ~ 23 歳)。対象者を以下の3つのグループに分けました。

1)カフェイン摂取する

2)カフェインの代わりにプラセボ(小麦粉)を摂取する

3)10分間の階段昇降する

 

その結果、3)の階段昇降をしたグループが1)2)よりも眠気が減少してやる気や集中力の向上が認められたそうです。

 

私も結構、カフェインの力を信じて朝にコーヒーを飲むのがほぼ日課のようになっているのですが、それよりも階段昇降の方が良さそうなのですね。

朝はともかく、昼食後に眠くなるのは、10分間上の階を行ったり来たりした方が良いかも知れません。

(う~ん。でもそうとわかっていても、やらないだろうなあ…)