物ごとの成果と時間

 

マラソンに限らず、ランニングの大会には制限時間があります。

GPS付きのランニングウォッチのおかげで、私のようなファンランナーも1Kmあたりにかかる時間、つまり「ペース」をリアルタイムに数字で視認することができるようになりました。(例えば、「6分/Km」と表記されます。)

本来、人間の行為は計量しづらいものだと思うのですが、ランニングに関しては人工衛星による技術進歩の恩恵が大きいです。

前述のように制限時間内に通過、あるいはゴールしなければならない場合に、このGPSウォッチは大変役に立ちます。自分が〆切りまでのどのあたりについているのかを教えてくれるからです。位置を確認しつつ、その場で目標をアップデートすることができます。

そんな中、マラソン大会の最中に改めて思うことは、人間の行為って極めて忠実に「加減乗除」の中で行われるものであって、一足一足の積み重ねでしかないということです。

つまり、足を運ぶ行為と時間のかけ算で、今走っている地点が決まります。

行為 × 時間 = 効果の大きさ

つまり、「物ごとの成果はそれにかけた時間によって決まる」です。

何を当たり前のことをと言われそうですが、これって実はすごくマラソン大会の最中に実感することなのです。

ランニングに限らず、人の行為についてすべて当てはまることですね。