若くして手足の自由を失いながら、口にくわえた筆で絵に詩を添えた詩画を描く星野富弘さんの作品には、人を元気づける力があります。
ふと思い出した詩がありました。「こぎく」という作品です。
よろこびが集ったよりも
悲しみが集った方が
しあわせに近いような気がする
強いものが集ったよりも
弱いものが集った方が
真実に近いような気がする
しあわせが集ったよりも
ふしあわせが集った方が
愛に近いような気がする
本当にそうなんですよね。これらの言葉に深く共感している自分を発見して、まだ自分も捨てたもんじゃないかも知れないと思って、安心するのです。