今日も禅語から。
水急不流月 (みずきゅうにしてつきをながさず)
意味は、水の流れがどんなに急でも、水面に映る月が流されることはないというものです。
周りの雑音に一喜一憂し、時に落ち込んで、自分のやっていることに意味を見出せなくなってしまったら、それは水と一緒に流れる木の葉や塵と一緒です。
信念を強く持ち、月のように確固たる自分自身を持ちましょうということです。
そうすれば、自分自身が動くどころか、揺らぐこともない。
禅は、真理を月にたとえます。
真理を求める自分でなければなりません。聞く耳を持たなければ、ただのわがままになります。
一昨日の夕暮れ時に、東の空をふと見上げたら丸い月がのぼっていました。
そういえば昨日は十六日でしたから、そういう月の暦になりますね。
その月を眺めているときに、ふと思い出した禅語でした。