ボディスキャンの練習

健康で何の不調もない時は、人は自身の体になかなか注意を払わないものです。

 

ティク・ナット・ハン師の「マインドフルネス」関連の書物に触れた時に、足のつま先から頭のてっぺんまでをCTスキャンのように確認していくボディスキャンという瞑想を知りました。

そこまでの集中した観察でなくても、自分の体をある程度客観的に観る練習は必要だと思います。

それは、自分の助けになるからです。

人に「顔色が悪いよ」とか「最近やせた?」とか言われて、どきっとしたことはありませんか?

自分のことなのに、自分の体の観察をしてこないと指摘されて初めて慌てることになります。

自分自身の観察ができていると、「ちょっと休もう」とか「医者に行こう」とかの判断ができます。

GoとStopを教えてくれます。

 

そこで、ちょっと思いついたのですが、コロナワクチン接種のあと、自分の体で何が起こっているのか、内側を観察する練習をしてみませんか?

ネットや周囲の口コミから、副反応では微熱が出る、筋肉痛がある、頭重感がある、けだるさがあるなどという情報は仕入れているはずですが、それらを忘れて、今まさに自分の体で起こっている現象を観察してみるのです。

「けだるくなってきた」「お腹はすいているな」「ぞくぞくしてきた」「けど体温を計ったら36℃台だ」「少しましになってきた」「足の先が冷えた」「注射した腕の痛みの範囲が広がっているな」などなど。

体の調子は刻一刻と変化していきます。

自分自身を観察するって、こういうことかと気づくと思うのです。そのチャンスです。