「マラソン中毒者(ジャンキー)」

 

軽い気持ちで読んでみたら、面白くて、あっという間に読んでしまいました。

 

 マラソン中毒者 北極、南極、砂漠マラソン世界一のビジネスマン 小野裕史著

 

まずAmazonの著作紹介の文章から紹介します。

 

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ベンチャー企業の投資家として世界を飛び回る著者が、「ラン」と出会ったのは、4年前。当時はスポーツとは無縁の超インドアおでぶさん。

初めはWii fitだった。

それでは飽き足らず、外に出始めたら、あっという間にのめりこみ、2011年にゴビ砂漠250キロ、サハラ砂漠250キロ、2012年に北極点マラソン、南極100kmマラソンを完走。2013年3月にはチリのアタカマ砂漠250キロでチーム戦優勝を果たした。5月には日本の川の道520キロを6日間かけて完走し、ハイペースでレースに出場し続けている。現在、参加したレースは80を超える。

彼のランの特徴は、記録にこだわるレースもあれば、被り物(最近は主にダイコン)をして楽しんでレースに臨むところ。

本書は、世界一となったアタカマ砂漠完走記を中心に、北極点マラソン、南極マラソン記も収録。我々が通常見ることのできない様々な景色を、ランを通じて筆者が見せてくれる。

そして、なぜ彼はチャレンジし続けるのか、その答えは読むものを刺激する。

 

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文中の「Wii fit」というのは、任天堂のゲームソフトのこと。バランスボード上の上でバランスゲームやヨガをしたりフラフープをしたりするものです。(実は私も以前にやっていました。)

 

それだけでも、インドア派であったことが伺い知れます。

 

数々の過酷なレースを成し遂げているのですが、それを軽い口調で語るのが好感が持てます。

 

これはランナーだけに特化した本だとは思いません。

 

「ノータイムポチリ」は筆者の造語ですが、一歩を踏み出して実際にやってみること。

 

「できっこない」で躊躇したあげくに、結局やらないでいるよりは、どれだけ気持ちが前向きになれるかわかりません。

 

「ノータイムポチリ」で、人生が楽しくワクワクしたものになるのだという実例が描かれています。

 

とても面白く読みました。おススメです。