NAHAマラソンが延期

 

第36回NAHAマラソン大会の延期が決まったそうです。

つまり、今年の12月にやる予定だったNAHAマラソンを、来年12月にしますよという「延期」でした。

「ん?結局、今年の大会はやらないんだから、中止ってことでしょ?」

そう言われても、仕方がないですね。

けれど、あえて「中止」としなかった理由を知って、私は意気に感じました。

NAHAマラソン協会事務局のサイトからの転載です。

「大会を『中止』ではなく『延期』とするのは、これまで参加いただいているジョガーの皆さまとの絆を大切にするとともに、関係を継続することを目的とします。」

確かに、今まで各大会の「中止」が発表されるなかで、ランナーの仲間うちでは「このままマラソン大会自体がなくなるんじゃないか?」という心配の声があがっていました。

マラソン大会は、スタッフ、ボランティア、近隣の住民の方々の理解と協力がなければ成り立たない大会です。

そして、企業からの協賛がなければ開催自体も困難であろうことは、私でもわかります。

大会前、大会中、大会後の準備や実施、後片付けなどを考えると、どれだけの労力が費やされているのかとも思います。

このままマラソン大会が消滅してしまうんじゃないか…という心配の声があがるのも、仕方がないことだと思いました。

コロナ禍の中、それだけ皆がネガティブ思考に陥りやすくなっているのです。

当たり前だと思っていたことが、これからは当たり前ではない世の中になってくる…。

NAHAマラソンでは、それをあえて「中止」ではなく「延期」という表現にしてくれたのは、皆に安心を与えるだけでなく、「来年に向けて皆で開催できるように頑張ろう」という気持ちにさせてくれたと思います。