今日は節分。季節と季節の分かれ目です。
月水金は夜勤があり、夕食のためにいったんクリニックを出るのですが、同じ時間でも段々と昼間の明るさが残っているのを感じます。
昨日は天気も良かったので、沖縄県総合運動公園に足を伸ばしてみました。
2週間後にせまる、おきなわマラソンの会場です。
大会の2週間前ということもあってか、昨日は各団体が試走会を企画していたようです。
多くのランナーが集まっていましたし、沿道には即席の給水エイドが、ある程度の間隔で設置されていました。
公園のベンチで休んでいると、私よりも上の世代の女性ランナーがちょっと離れたベンチに腰掛けてきました。
ちらっと足をひきずっているように見えました。
「足を痛めたんですか?」思わず声をかけます。
「膝の後ろ側をね。」その方が左手で痛んでいる箇所をさすりながら、答えました。
よく見ると、サポーターで膝をガードしています。
「スプレー持ってますけど、使いますか?」
「う~ん、ありがとう。でも、スプレーでどうにかなる痛みじゃないから。」
「そうですか。関節なんですね。」
「NAHAマラソンはゴールできたけど、おきなわマラソンはダメかな。試走会には出ようと思って、今日来たんだけど…。途中で引き返してきたんだよね。」
「おきなわマラソンは長いんですか?」
「おきなわマラソンは27回出たんだけどね。」
確か、今度のおきなわマラソンは第28回のはずです。
「え?じゃあ、毎回じゃないですか!」
そうなのよねえと寂しそうに笑いました。
けれども直感的に、これはDNSをする表情ではないなと思いました。
こういう方は、この2週間でなんとかしてしまいそうな気がします。
あまり無理して欲しくはありませんが、無理を無理と思わないようなところが、こういう方々にはある気がします。
(もちろん、勝手な言い分だとは承知していますが。)