絵本「わたしのげぼく」

 

私のネコとの関わりは、幼い頃には祖母がきれいなシャム猫を数匹飼っていましたが、今は近所に住む「ぶちこ」との接触ぐらいのものです。

縁側に寝そべっている「ぶちこ」に「あぁ~、びっくりしたぁ。ぶちこいたんだぁ~」と驚かされますが、ぶちこはそういう騒がしいリアクションにはすでに慣れっこになっていて、大きなあくびをひとつするだけで、そのまま居座っています。

その「ぶちこ」は愛嬌があって、時々通りに出て、帰宅途中のOLの皆さんを癒してさしあげているようです。

もしかしたら、新宿の母ならぬ「那覇のネコ」として、たくさんの人の悩みを聞き、そっと寄り添っているネコかも知れません。

ネコと人間との関わりは、極めて内省的ですし、同格です。

そんな絵本に出会いました。

 

 
 わたしのげぼく 上野そら・著 くまくら珠美・画

 

「わたしのげぼく」と言っている「わたし」はもちろんネコの方です。「げぼく」は、もちろん、その飼い主。

「げぼく」として認識しながら、ネコの飼い主に対する愛情があふれる絵本です。

 

YouTubeで、絵本のダイジェスト版を見つけました。

ネコ目線が、優しく、ちょっと切ない一冊です。

 

 

 

 

 

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