今回の出張では、事前に読書する本を準備していなかったので、飛行機に搭乗する前に那覇空港の書店に寄りました。
荷物になるので普段は単行本のコーナーはスルーするのですが、今回は平積みのコーナーにお目当ての本がありました。
今年の本屋大賞受賞作です。
大差をつけて大賞に選ばれた作品でした。
実はこの本を読むのをとても楽しみにしていて、次の出張ではこれだと決めていたのでした。
(図書カードを持っていてよかったです(笑))
一度読み始めると、すっと胸に届くような文体で、一気に物語に入り込みました。
よほど集中している私の姿が印象的だったのでしょう。
偶然に機内で一緒になった先生から「佐久田君、何を読んでいるの?」と問われるほどでした。
ネットで拾った内容紹介には、こうあります。
あなたを、助けたい。
学校での居場所をなくし、閉じこもっていたこころの目の前で、ある日突然部屋の鏡が光り始めた。輝く鏡をくぐり抜けた先にあったのは、城のような不思議な建物。そこにはちょうどこころと似た境遇の7人が集められていた――
なぜこの7人が、なぜこの場所に。すべてが明らかになるとき、驚きとともに大きな感動に包まれる。
生きづらさを感じているすべての人に贈る物語。
学会出張だったので、本を読む時間は行き帰りの飛行機の中だけだったのですが、一気に読み終えました。
それほど物語の内容に引き込まれていました。
大賞作品だからというのではありません。素直に傑作だと思います。
この作家のほかの作品も読みたくなりました。
これから、漫画化やアニメ化されていくのでしょうね。今から楽しみです。