「天才とは、努力する凡才のことである」と言ったのはアインシュタインでした。
またマラソンの瀬古利彦さんを指導した中村清監督は
「非凡なる人は非凡なことをする人あらずして、平凡なることを非凡なる努力でする人なり」
という言葉を残しました。
誰にでもできるような普通のこと(平凡なこと)をただひたすらに努力する。
とても簡単なことではないです。
そして、それを続けてトンデモナイ力を得たヒーローがいます。
主人公のサイタマは、誰もヒーローとは気づかないほど平凡で、とてもカッコイイとは言えないスタイルです。
けれども、「ほとんどの敵をワンパンチで仕留めてしまう」ほどの最強の男なのでした。
弟子入り志願のジェノスが、その強さの秘密を教えてほしいと尋ねたところ、サイタマの答えは
「腕立て100回、腹筋100回、スクワット100回、そしてランニング10km、これを毎日やる!!!」
というものでした。
それは一般的な筋力トレーニングで大してきつくもないと言うジェノスに対して「毎日だぞ!どんな時も毎日だぞ!」と訴えるサイタマがおかしくもあり、「確かに毎日は大変だよな」と共感してしまう自分がいました(笑)。
ワンパンマンの強さにスカッとしながら、そう言えばイチロー選手もこういうタイプだよなあと思い出していました。
「平凡なることを非凡なる努力でする」
言葉だけでなく、それを淡々と実行してしまう人はやっぱり非凡な人です。