思い通りにならない苦しみ

「欲しいものは得られず、嫌いなものを得る」というのが世の中の常です。

人生を思い通りにできるなどというのは、どんな人でもあり得ません。不可能です。

環境は常に変化しますし、予想もつかないことが起こったり、周りからの要請もあります。

「無常」の世界に生きているわけですから、その法則を変えることはできません。

いつでも「思い通りにならない現実」に対して、不満で心を満たし苦しんでいるのが人間です。

 

でも、そろそろそれだけではいけないとも思っています。

成長するには、起こっている現実や苦しみから逃げない冷静な観察眼が必要です。

事実をあるがままに認識するのに必要なのは、苦や楽の感情に左右されないことです。

真正面から苦に向き合い、「苦しみはごく普通の自然の現象である。」と落ち着いて観察することです。

 

…と偉そうなことを綴りましたが、全てブッダの「苦」の教えの覚え書きでした。

 

弥勒菩薩

 

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