このブログで 同じ本を2回も取り上げるというのはあまりないのですが、最近また読み返していました。
前回は今年の2月に紹介しています。→ 「覚悟の磨き方」
この本は吉田松陰の言葉を、現代語でわかりやすく紹介してくれている本です。
30歳でこの世を去った吉田松陰は、ご存知の通り日本の激動の歴史の中で奇跡ともいえる異端児にして教育者、そして英雄でした。
彼の言葉を反芻していると「お前はちゃんと生きているか?」と問われているかのようです。
学ぶことも多く、心が鈍った時には手に取って思わず読みふけってしまいます。
例えば、131ページの「限界は何度だって超える」という見出しの文章。
新しいことを学びましょう。
目標に向かう行動を増やしましょう。
それもひとつできるというなら、ふたつ、
みっつできるというなら、百、千って、
自分の持つありったけの力を使い切りましょう。
限界を何度も超えて、
完全にやり尽くしたという瞬間に
「自分の本分」というものが、かすかに見えることがあるんです。
その本分を知ることが、人生最大の目標です。
こればかりは、誰も教えてくれません。
自分の力で知るしかありません。
「自分の生き方だけが、自分を救ってくれる」
本当にそうだと思います。
逆に、自分を貶めてしまうのも、自分の生き方です。
彼のように生きてみたいと、強いあこがれがあります。