私が座右の書としている本があります。
(と言っても、本はみんな好きなのでどれもが座右の書と言っているぐらいなんですが。)
「ルビコン川を渡る」という言葉の意味を学んだのはこの本でしたし
「目的意識を伴う行動」や「アクティブ・ノンアクション(行動的な不行動)」について考察させてくれたのもこの本でした。
例えば、第三章 エネルギーを引き出し、集中力を高める
68ページには「エネルギーを取り戻すには 」というまとめがあります。
エネルギーを取り戻すには
目標を明確に定義する
次のように自問してみる
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自分には大局を見渡せるように手助けをしてくれるメンターが必要だろうか。(略)目標や目的について思慮深く考えた上で納得した選択ができるよう、情報収集を行い必要なデータを集めるのはどうだろうか。
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自分の目標は明確で具体的だろうか。その目標は具体的にどのような要素からなっているのだろうか。目標を達成する上でどんな潜在的な障害があるのか把握しているだろうか。
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個人的に目標に共感できるだろうか。自分自身の価値観と組織のそれとに照らし、それは追求する価値のある目標だろうか。
- 目標は自分にとって挑戦しがいがあるだろうか。達成可能だろうか。自分が押しつぶされない範囲で、精一杯背伸びをして頑張れる目標だろうか。
目標達成のための自分の能力に対する自信を深める
次のように自問してみる
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同じような目標の達成や課題の克服をこれまでにも経験しただろうか。それをもう一度できるだろうか。
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目標を達成するには何が必要かを理解する上で、役に立つようなロールモデルが存在するだろうか。
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自分に目標達成能力があるかどうかを評価する上で、誰か自分にフィードバックをくれ助言してくれるだろうか。自分にはどのような能力があるのだろうか。また成功を確信できるためには何を学ばなければならないのか。
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目標を追求しながら、その中の重要な任務について試行錯誤を行い練習することは一体可能なのだろうか。
マイナス思考を克服し、前向きな考え方や感情を育てる
次のように自問してみる
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自分はどのような感情を抱いているのか、何がその引き金になるのか。仕事や目標を変えることでストレスを軽減すべきだろうか。これらの感情を定期的に吐露できる健全なはけ口―趣味や友人のネットワーク―を持っているだろうか。
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自分の仕事は、情熱、楽しさ、興奮といったものを自分自身にもたらしているだろうか。自分は何をするのが本当は好きなのか。仕事において常に感情を前向きに利用するにはどうすればよいのか。自分はどのような活動を楽しいと感じるか。どのような人と一緒に働きたいのだろうか。仕事以外に、心のバランスと強さを得るために定期的に活用できる「自分だけの泉」とは何だろうか。
どれもウチアタイするんですよね。
思い出してはこの本に戻って、振り返るようにしています。