台湾から帰ってきた患者さんが「先生、おみやげです!」と包みの箱を持ってきてくれました。
「お~!ありがとう!そんな気を遣ってもらわなくてもいいのに…」
そう答えましたが、その彼はニヤニヤ笑っています。
「先生、おかしくないですか?」
「え?」
「これ、那覇空港で売っていたんですよ!(笑)」
彼が手に持っている品物を見ると、黄色い「東京ばなな」でした。まさかの東京名物。
「なんで那覇にこれがあるか考えると、いろいろと想像してしまうわけですよ!」
「それもそうだけど、台湾に行ってたんだよね?」
「そうっす!」
「そのおみやげが『東京ばなな』?」
「いやあ、那覇空港を歩いていたら、これが目に止まって、先生が喜んでくれるかなと思って!」
確かに!
そんな変なところが見事に見抜かれてしまっています。
「嬉しい。ありがとう!」
「今度、また面白いものを見つけたら、持ってきます!」
だんだんとハードルが上がってくるけど、大丈夫?と訊いたら、「追い込まれるといい仕事する方なんで!」と胸を張っていました。
楽しいこと何かないかな~と探しているなんて、羨ましいですね。