「先生、先生、詐欺がきた!」
言葉の意味とは裏腹に、なんだか陽気な感じで訴えてきました。
「今日、職場にアマゾンから商品が届いたんですけど、代引きになっていて、二千円ぐらいだったから職員が立て替えて引き取ったんですけど。」
「ほうほう」
「もちろんボクも注文していないし、誰も注文していないってことが判明したんですよ!」
最近、よく耳にする「代引き送り付け商法(代引き詐欺)」にあったらしいです。
「これは絶対、先生に報告しないと!と思ったっす。」
「(笑)お、おう。で、何が送りつけられてきたの?」
「これがちょっとした工具なんですよね。あまり高価じゃないから、職員も気軽に立て替えてしまったみたいなんですけど。」
「で、返金してもらったの?」
「これがまたなかなか面倒くさくてですね。アマゾンに連絡して詐欺ということを認めてもらったんですけど」
やはり、代引き送り付け商法にひっかかってしまうのは、家族や同僚などの身内が「このぐらいなら」と思って善意で立て替えてしまうからなんですね。
高価なものなら「ちゃんと注文したのか確認します」となるのが普通なのだと思います。
けれども、それは値段に関わらず必要な対応なのでしょう。
そうでなければ、「私は代引きで購入しない」という申し合わせをして、対策を立てていた方が良いかも知れません。