ある研究会での会話です。
私の知り合いの、先輩と後輩の会話でした。
「最近、見ないけど、何かあった?」
「そうですね。なんだか…。」
「面倒くさくなった?」
「そういうわけではないんですが…」
「じゃあ、巣籠りの時期だ。」
「巣籠り?ですか?」
「そう、巣籠り。鳥は巣を作って、卵を産んで、ヒナを育てて、時期がきたら巣から飛び立つ。いつか飛び立つための巣籠り。」
「…ヒナはまだ育ててませんけど(笑)」
「ヒナというのは自分自身のこと。飛び立つためには、人は巣籠りの時期が必要なんだよね。」
面白いたとえだなあと思いました。
「籠る」という日本語には、何か心の内側を温める、良い響きがあるように思います。
籠って何かをする、何かをしないまでも、籠ると、少しずつエネルギーを蓄えていくイメージです。
「山籠り」なんて言われたら、それこそパワーアップする秘密特訓のにおいがプンプンします(笑)。
ヒーロー漫画の読みすぎでしょうか?(笑)
私もたまには籠りたくなってきました。