今日の外来は、発熱を主訴に受診された方であふれていました。
ご家族がインフルエンザ罹患者でご自分も発熱したという方は、濃厚接触していますからインフルエンザ抗原迅速検査を施行せずに診断することがあります。
それは迅速検査の感度が100%ではないということもありますが、診断には発症の状況と症状、診察が第一だと考えるからです。
実際に「検査は陰性に出たけれど、先生、おかしい。このだるさは尋常じゃないです。ただの風邪じゃないと思う。」と訴えられる患者さんもいます。
確かにそうだと思います。
さて、1月31日付けのインフルエンザ流行状況の報告です。
詳しくはこちら → 「インフルエンザ関連情報/沖縄県」
沖縄県全体の定点あたりの報告数は56.81人で、「インフルエンザ警報」発令中です。
第3週では、八重山保健所管内の報告数が203.33人と爆発的な数になっていましたが、少しピークが見えてきた印象があります。
グラフは沖縄県全体の推移を示しています。
学校や職場で、皆さんが肌感覚で感じられている通り、今回の流行はA型だけではありません。
A型は確かに多いのですが(約54%)、B型の方も多いのです。
繰り返しになりますが、予防は手洗いと咳エチケットにつきます。
また、体調を整えることも大切です。