私と同世代のほとんどの同業者がそうであるように、スマホゲームはあまりやったことがありません。
正確には、やったことはあるのですが「ハマる」までにはいきません。
初心者のレベルですぐに飽きてしまうのです。
ゲームそのものが苦手という訳ではなく、(古い話で恐縮ですが)Wiiが出始めの時は、その斬新さに興奮しながらプレイしていました。
リモコンやバランスボードを使ってテニスやボクシング、ボウリングなどが体験できた時は「これは現代人の運動不足解消ツールだ!」と歓喜していました。
実は真面目に、病院の糖尿病教室に運び込んで、患者さんたちに取り組んでもらおうと考えていたほどでした。
けれども、「刺激」と「変化」を求めるのが世の中の常であるように、今、Wii Sportsをしているという話はあまり聞かなくなりました。
Wii sportsの話を持ち出さなくても、ポケモンGoのスタート時の公園の狂騒は何だったんだろうかと思うほどにあっと言う間に静けさを取り戻しました。
一昨日、子ども達が騒いでいるスマホゲームをインストールしてみました。
初心者限定キャンペーンなどがあって、よく工夫されているなと思います。けれども50歳台の男性が対象のゲームではないのがすぐにわかりました。
ちょうどその時、テレビで82歳のプログラマーの女性の特集が放映されていました。
自分の世代に合うゲームがないなら自分でつくってしまえと、「ひなだん」というゲームアプリをつくってしまったそうです。
感動しました。私にはそういう発想はありませんでした。
「面白いゲームがない。」→「だから、やらない。」ではなく「面白いゲームがない。」→「だったら、つくってしまえ。」なんですね。
人間ってやっぱりすごいです。