頼まれてもいない「100円マジック勝手に宣伝委員会」を名乗っています(笑)。
今回は「ねじネジフォーク」
ところで、Hobson’s Choiceという言葉が英語にあります。
「与えられたものを取るか取らないかしか自由のない選択」「選り好みの許されない選択」という意味です。
17世紀のイングランドで、ケンブリッジの貸し馬車トーマス・ホブソンが、たくさんの馬を持っていたにもかかわらず、借りに来たお客に自由な選択を許さず、馬小屋の入り口に最も近い馬を貸し出し、それ以外の馬は貸し出しを拒否したという話に由来しています。
(「英語・英会話の情報ランド」サイトより引用)
マジックの世界では、「マジシャンズ・チョイス」という言葉があり、この言葉は
「選択のようにみえて、実際は選択の余地がまったくないこと」
という意味です。
それを目的に、数多くのフォーシング・テクニックが考え出されました。
「あそびの冒険 第2巻 超能力マジックの世界」(松田道弘著)にも、いくつか心理的フォースが紹介されています。
観客に自由意志で選んだと思わせながら、実はマジシャンに都合のいいモノを残してもらうテクニックです。
決して押し付けることはしません。「どちらかひとつをおとりください」と勧めます。
前置きが長くなりましたが、この「ねじネジフォーク」のキモは、このマジシャンズ・チョイスをいかに自然に演じられるかですね。
現象は、金属製の硬いフォークがねじれてしまうという衝撃的なもの。
相手に手渡しができるので、あとがスッキリとしたマジックです。
子どもたちが喜びます。