前にスタッフから貸してもらって、手元にずっと置いてしまって未だに返せずにいる本です。
まず「はじめに」にある文章を引用しますね。
楽しく生きること、人を愛すること、協力すること―犬は、私たち人間が忘れがちな「大切なこと」を思い出させてくれる素晴らしいパートナーです。そして、本書に登場する65の犬たちも、まるで生きている犬のように私たちを癒やし、人生の悩みを解決するためのヒントを与えてくれます。
つまり、いわゆる名言(いつもそばに置いて目にとめておきたい言葉)集なのですが、ページが切り離せる作りになっています。
ですから、メッセージカードとして、あっちこっちに貼っておいたり、大切な友人へ贈ることもできるのですね。
たとえば、このページ。
「たまにはボーっとしよう」というのは、映画監督デヴィッド・リンチの言葉。
彼は朝と夕方に瞑想を行ってから仕事に取り掛かるそうです。
彼は瞑想について2つの効用を挙げています。
「第一に、アイデアをとらえる能力が高まった。そして第二に、不安や怖れ、怒りや緊張することが減り、人生が楽しいものになった。」
こういう具合に、愛すべき犬の表情が「名言」に添えられています。それが、カワイイのです。
犬の表情を見て、思わず微笑んでいる自分に気づきます。そこにある言葉も、素直に心に入ってくる気がします。
こういう本はいいですね。
心が和みます。