イギリスのテレビドラマ「SHERLOCK(シャーロック)」もとても面白いのですが、それはやはり原作が偉大だからでしょう。
私が改めて言うことでもないのですが、久しぶりに原作を読んでみたくなりました。
私がシャーロック・ホームズに夢中になった中学生の頃は、新潮文庫の延原謙訳が主流だったのですが、今の時代は新訳がいろいろ出ているので、嬉しいですね。
新訳本は色々出ていますが、今回私が選んだのはこの本です。
シャーロック・ホームズの回想 (光文社文庫) アーサー・コナン・ドイル (著), 日暮 雅通 (翻訳)
日暮雅通氏はシャーロキアンとして有名な方だそうです。
読んでみてなるほどと思いました。
私の少年時代には、シャーロック・ホームズは推理小説としては面白かったのですが、つかわれている言葉が難しいイメージがありました。
それが日暮雅通氏の訳はぐっとシャーロック・ホームズを身近に引き寄せる、口語調で自然な感じがしていたのです。
面白さと懐かしさが交わって、あっという間に短編集を読破しました。
読み終わって、もっと読みたいようなもったいない感じ。この読了感も懐かしかったです。
やはり、名作と呼ばれているものを読み返すのも、またいいものですね。