運動の秋

 

「スポーツの秋」とはよく言ったものだと思います。

10月まではジョギングするのも気乗りがせず、外に出るのも億劫になっていました。それではいかんと、なんとかモチベーションをあげようとプレイリストの曲を工夫したり、運動に関する本を読み漁ったりもしていました。

普通ならば、それでも走ると気分が高揚して「走って良かった」と満足するものなのですが、今回はあまり楽しくもなかったのです。

私は自分で飽き性であることを自覚しているので、「ついに走るのに飽きたか」とも思ったのですが、なんとなくそれも違う気がして、自分の扱いにどうにも困っていました。

「走りたくなるまで中途半端に走らない」と決めたりもしました。

そんななか、前回の休日は天気も良く、風も涼しくなっていたので、軽くジョギングに出かけてみました。

ペースはゆっくり。途中でその気になってもペースをあげない。リズムとフォームだけを意識して、楽しく走ることだけ集中して。

なるほど。今までは「いつものコースを何分までに走る」とか「キロ何分を目標に」とかを無意識に設定して走っていたことに気づきました。

「目標がやる気の邪魔をする」というやつです。趣味が義務化していたというパターンです。

「片足をあげて前に出す。反対の足をあげて前に出す。」

その単純な動作を繰り返しが、楽しかったのです。それを思い出しました。

そして、何よりこの季節です。

運動するのに、とても気持ちの良い季節になりました。