「たいようのおなら」

 

私が灰谷健次郎さんの子どもの詩集「たいようのおなら」を読んだのはいつ頃だったでしょうか。

 

私と同年代の方は、誰もが目にしたことがあるでしょうし、「ちょっと思い出せない」と言っている方も

 

「たいようがおならをしたので

 ちきゅうがふっとびました」

 

という出だしの2行は覚えがあるでしょう。

 

この本は6~7歳の児童が覚えたての言葉を自由に操って、のびのびと詩を書いています。

 

いくつかの作品が、おとうさんとおかあさんの家の姿の暴露大会みたいな感じになっているのは、ご愛敬です。

 

詩の一編一編に灰谷健次郎さんが講評していて、それを読むのもまた楽しいのでした。

 

例えば、上の「たいようのおなら」(にしづか えみこ(7歳))の講評。

 

「なにが大きいといっても、子どもの心ほど広くて大きなものはありますまい。このスケールの大きな空想力は、人間がすばらしい生きものであることをみごとに証明しています。小さなにしづかさんは大きな詩人です。」

 

今回は講評から紹介してみました。共感してもらえると思ったからです。

 

 

 

  たいようのおなら

 

 

たいようがおならをしたので

ちきゅうがふっとびました

つきもふっとんだ

星もふっとんだ

なにもかもふっとんだ

でも うちゅうじんはいきていたので

おそうしきをはじめた

 

 

 

 

矢野顕子さんがこの歌詞に曲をつけて歌にしていますね。

 

矢野さんらしい、かなり芸術的な素晴らしい作品にしあがっています。今風に言うならば「中毒性がたまらない」というやつです。