県民講座について新聞に紹介されました

 

「先生、新聞見ましたよ。お疲れ様でしたね。」

外来の患者さんがそっと教えてくれるまで知りませんでした。

琉球新報さんが共催で名前を連ねていましたから、想像はしていましたが

パタパタとしていたので、うっかりと失念していました。

 

シンポジウムの形をとっていましたし

パネラーの先生たちが壇上に会する写真を想像していたのですが…。

ちょっと他の先生たちに申し訳ないような…(汗)

 

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CKD予防シンポジウムで講演しました

 

昨日、琉球新報ホールで沖腎協主催、琉球新報社、全腎協共催の

慢性腎臓病(CKD)予防シンポジウムがありました。

私は、その基調講演

「生活習慣病としての腎臓病~たんぱく尿からわかる腎臓の異変~」

をお話してきました。

 

後で聞いたのですが、今年で3回目をむかえるということもあったのでしょうが

沖腎協の方々の熱心なお誘いやお声掛けの成果で

なんと230名もの方が足を運ばれたそうです。

たくさんの方が会場にいらっしゃっていたので、実はびっくりしていました。

まずい!なにかマジックを用意しておくんだった!(笑)

 

とは言っても、実は「小道具をつかった実演コーナー」をしたいがために

家を出る直前まで100円ショップで仕入れた小道具の準備に夢中で

大慌てで出発したのでスーツの上着を家に忘れてしまっていました。

自分でも大笑いです。焦った~。

 

講演の方もいろいろアクシデントもあって焦りました。

できるだけ専門用語と数字は入れないようなプレゼンを心掛けたので

動画をたくさん入れたことがあだになって、パワーポイントのリンクが外れてしまっていたりとか。

 

でも、熱心な参加者の皆さんに救われました。

感謝です。

講演の内容に関しては、このブログで少しずつ(!)ご紹介しますね。

 

下の写真は、目詰まりを起こした「こし器」を

つぶれてしまった糸球体に見立てて

「水をこす実験」をした時の1枚です。

 

浦添市のコミュニティーラジオ「FM21」のパーソナリティー、城前ふみさんからいただいた写真です。

こし器をつかった実験

 

実験のまとめ

やっとスライドが仕上がりました

 

今日12月8日といえば、慢性腎臓病(CKD)予防シンポジウムがあります。

その基調講演を仰せつかったということは、前にお知らせしました。

 

実は、一般市民講座ということで、私なりにかなりのプレッシャーがあるのです。

わかりやすくお伝えするにはどうしたら良いのか。

 

医療者向けなら、豊富なデータをもとに新しい知見を紹介することで満足してくれるでしょう。

でも一般の方はそうはいきません。

 

病気は怖いもの。

怖いものはなるべく見たくない。

その気持ちを押しとどめて足を運んでくれる皆さんに何をお伝えしたらいいのか。

 

なぜ私たちはCKD啓発のメッセージを発しているのか。

なぜそれが大切なのか。

それをわかりやすくお伝えするのが、私の役目です。

 

ということで、なかなか仕上がらなかったスライドがやっと出来上がりました。(今日なのに!)

お得意の100円ショップに行って、小道具もそろえてきました。

ちなみにマジックはしません(笑)

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ネッカチーフのマーク

 

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ボーイスカウト 那覇16団のネッカチーフの模様は首里城の龍柱です。

スカウトたちがたくましく成長できるようにという願いが込められているのだと聞きました。

 

那覇16団龍柱

 

ボーイスカウトのネッカチーフは二等辺三角形をしています。

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何でもあるもので利用してしまうボーイスカウトです。

応急処置の三角巾としても利用できるように救急法で講習します。

スカウトたちを指導するために私は医者になって初めて三角巾の使い方を勉強しました。

 

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「ユマニチュード」

 

ユマニチュード(Humanitude)という言葉を知ったのは

産経新聞の「ゆうゆうLife」に掲載されていた記事が目に留まったのが最初でした。

(詳しく記事を読みたい方は

「フランス生まれの認知症ケア「ユマニチュード」」

という言葉で検索してみてください。

産経新聞のネットニュースで読むことができます。)

 

ユマニチュードとは、フランス生まれの認知症ケアのこと。

認知症の方のケアのしかたのヒントが提案されています。

 

ケアの柱は

1)見る

2)話しかける

3)触れる

4)立つ

の4つ。

 

どんな介護でも「個人の優しさ」が求められると、立ち行かなくなった時

心が折れて燃え尽きてしまいます。

本心は尊厳を持って対応したいのに、願い通りにはいかないことが多く

外にもれない心の溜息とともに心身が疲れ果ててしまうのが生の現場の姿です。

 

ユマニチュードは「技法」や「技術」としてケアの方法を取り上げることで

「良いケア」を実践できるように体系化したもののようです。

個人の資質に左右されるものではないというところが

どんなに介護者を元気づけることでしょう。

 

記事に掲載されている「ユマニチュードの技法」にはこんなふうに紹介されていました。

 

1)見る

① 同じ目の高さで(対等な関係を示す)

② 正面から(認知症の人は視野が狭いので、鼻を中心に15度くらい)

③ 近くから(率直さ、親しさを表す)

④ 長く(0.4秒以上の時間の共有が大切。親密さを示す。)

 

2)話しかける

① 優しく(穏やかなソフトボイスで)

② 前向きな言葉で(会話を楽しんでいるメッセージを出す)

③ 相手が黙っていても声をかけ続ける

 

3)触れる

① 優しく

② 広い面積で包むように(つかんだり、つまんだりしない)

③ なでるように

 

このような技術が全部で約150ほどあるそうです。

私も、学んでみたいと強く思いました。

期待したいです。

 

 

亭主を早死にさせる10ヶ条 !?

 

CKDの講演会の資料作りの途中でこのコラムに出会いました。

ハーバード大学のジーン・マイヤー教授が1970年の糖尿病コラムで発表されたとする10ヶ条です。

あちこちで紹介されていますから、ご存知の方も多いかも知れません。

この10ヶ条は、アメリカ人らしい、ジョークに満ちた皮肉な表現が鋭いのです。

 

これが40年も前に発表されたものであることを考えると、すごく先見の明があったのだなと感動します。

6番目の「コーヒー」に関する記事だけは、コーヒーのメリットも言われていますから賛否両論でしょうが

そのほかは現代人の永遠の課題として、扱わなければならないテーマですね。

 

「早死にさせる」なんてインパクトに満ちた表現で、警鐘を鳴らしているわけですが

でも、相手の策略にひっかかるわけでなく、思わず自分からずるずるとこんなことしてしまってますよね。

自分で自分の首をしめている…。

 

亭主を早死にさせる10ヶ条

 

 

テーマソング(笑)

 

今日の投稿はちょっとおまけ編。

自己満足のご愛嬌編です(笑)

 

同年代のスタッフが、オーバーナイト透析の当直の時に

「これ、自分たちのテーマソング!」

と言って遠い記憶を思い起こさせてくれました。

 

80年代の懐かしい曲です。

 

その名も「 Over Night Success 」

(笑)

 

 

80年代の空気が満載です。

歌詞はこちら → Overnight Success

 

サイコロジカル・フォース

 

マジシャンが自分に都合のいいものを押し付けておきながら

相手は自由意志で選んだものだと思い込ませてしまうテクニックのことを「フォース」と呼びます。

 

カードの場合は、あるカードを「自由に選んだつもりなのに」しっかりと狙ったカードを引かせてしまうものです。

 

それに対し、サイコロジカル・フォースは確率的に高い答えを引き出すような質問をするテクニックです。

というのは、人は思ったよりも「紋切型」に物事を判断してしまっているものだから。

もちろん、あくまでも「傾向」を根拠に勝負していますから、絶対確実なものではありません。

 

例えば、こんなふうなことです。

相手のふいをつくように「じゃんけん・ぽん!」と勢いよくじゃんけんをします。

気持ちに余裕がないときの人間が出す確率が大きいのは「グー」ですね。

ただし、これは相手が無意識すぎてフォースの定義から外れるかも知れません。

 

また、こんな場面。

「1から4までの間で、好きな数字を選んでください。」

ほとんどの人が「3」を選びます。

1から4までというと、言葉に出てしまっている1と4はたいていの人は除いてしまうらしいのです。

残るは2か3。

多くの人は2よりも3を選ぶと言われています。

 

それから、さらにこんな場面。

「1から10までの間で好きな数をひとつ言ってください。」

7を選ぶ人が多いそうですよ。

相手にあまり考えさせないで、さっと答えてもらうのがコツです。

 

それこそタネも仕掛けもないマジックなのですが、かなり不確実なので

はまると良いのですが、外れると雑談にしてしまうことしかできません。

 

マジックの世界だけでなくて、日常場面で「言わされちゃった」と思うこと、ありませんか?

ダチョウ倶楽部さんのコントみたいに。

 

上島: 俺は絶対やらないぞ!

肥後: お前やらないの? じゃあ俺がやるよ!

寺門: いやここは俺がやるよ!

 上島: … じゃあ俺がやるよ。

肥後&寺門: どうぞどうぞ!

 

こういう場面って、よくある気がする…。

 

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12月 今年最後の月を迎えました。

 

今日は月曜日。

いよいよ12月のスタートですね。

今年もいよいよ最後の月を迎えました。

 

とにかく今年は駆け抜けていった感じがあります。

今年を真正面に見据えて振り返るのは2、3週間あとにしようかと思っていますが

やはり12月は感慨深いものがあります。

 

Scrap and Build

自分自身が築きあげてきたものに対して、どれだけこれができるかというのが

私の命題でした。

 

けれども、まだ何もscrapするほどに作り上げたものもなかったなあ。

強いて言えば、自分の先入観、こだわり、常識をscrapすることだったでしょうか。

それと「何もない」状態を打破することで精一杯だった気がします。

 

私のクリニックは、まだまだ掲げた理念にほど遠いと自覚しています。

問題のない集団なんかあるか!と開き直ることもできるでしょうが

数ある問題をひとつの条件としてしまうたくましさを身に着けたいと思います。

 

幸いに「何とかしたい」「このままじゃダメだ」「まだまだ」と思うスタッフに恵まれています。

 

いつまでも半人前の院長を、献身的に支えてくれるスタッフに感謝しつつ

今年最後の月を過ごしていこうと思います。

 

 

ボーイスカウト 那覇16団の忘年会

 

昨日、11月30日は私が団委員として所属する「ボーイスカウト那覇16団」の忘年会でした。

 

スカウトの父母や団委員、OBやゆかりのある方々の忘年会です。

(サポートする大人たちの忘年会なので、スカウトは参加しません。)

 

以前に書いたオヤジの会「別名:チーターの会」のメンバーももちろんいます。

(チーターの会の由来については詳しくはこちら:2013年3月7日 チーターの会

 

団委員というのは、団の活動をあらゆる面でサポートする集団のことです。

キャンプや集会場所の確保やサポート、スカウト活動が安全に行えるように指導者の援助など。

 

私の場合、「健康安全委員長」という名称をいただいています。

(と言っても、なかなか顔を出すこともままならないようになっていて申し訳ないのですが。)

 

どんな方々が団委員かというと、スカウトの父母として関係していた方々が

子供が大きくなって退団した後も団委員として残っている場合が多いように思います。

 

私がこの場を好きなのは、次の世代をどう育んでいくか、子どもと一緒に私たち大人もどう成長していくのかを思う人々が集っているからです。

職種も世代も、生まれも育ちも全く違う大人たちが、「子どもの成長」という意識だけで固くつながっているというところが素晴らしいのです。

大人になって、このように腹を割って話ができる友達ができたというのは奇跡的と言っても良いでしょう。

 

昔は日本の田舎に普通にあったかも知れない「みんなで子どもを育てる」ということが、スカウト活動にはあります。

昨日は酒の席もはずんで、楽しい時間が続きました。

 

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