基調講演と質疑応答

 

昨日、紹介した『慢性腎臓病(CKD)を知る県民講座』の記事から。

私の基調講演の内容と、その後に行われた質疑応答のダイジェストです。

非常に多くの質問を寄せていただきました。

皆さんの関心の高さが伝わってきて、身が引き締まる思いでした。

 

基調講演

 

Q&A前半Q&A後半

慢性腎臓病(CKD)を知る県民講座が広告特集の記事になりました

 

昨年12月8日に琉球新報ホールで行われた

「慢性腎臓病(CKD)を知る県民講座」

私もパネリストとして登壇させていただいたものですが

その時の模様が詳しく広告特集という形で記事になっていました。

 

1月20日付の琉球新報です。

沖縄県腎臓病協議会会長の高良幸勇氏のお話を紹介します。

いかに尿検査が大切なのか、医者がどんなに説明しようとも実体験に基づいた高良氏のお話の方が皆さんの胸に届くのではないでしょうか。

 

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肉まん

 

当直の時にスタッフが差し入れてくれました。

キン肉マンの肉まん。

こういうシャレっ気は大好きです。

一挙に元気をもらいました(笑)

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これから、どんなものが登場するのか楽しみもありますね。

 

 

ぷすぴろーま ぱいかじ

 

「先生、外見ました?」

「そうそう。月がびっくりするぐらい大きくて。まぶしすぎるぐらい。」

「月の中のウサギもしっかり見えましたよ。」

 

オーバーナイト透析のミーティングの時に、出勤してきたスタッフが教えてくれました。

その日、建物の外にほとんど出ていなかったので

「だー、見てこよう。」

カメラを片手に外に出てみました。

 

ちょうど、すごくきれいなお月様が東の空を登っていくところでした。

確かに眩しすぎて、私の技術ではデジタルカメラにうまくおさめることができません。

 

ふと上空に目をうつすと、クガニミチブシ(黄金三星)が輝いています。

ぶれぶれだけど、オリオン座はわかるように写せたかな?

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先日、海洋博の海洋文化館内にあるプラネタリウムは、沖縄の星々の紹介をしていました。

 

オリオン座の真ん中の三つの星が、空に昇る際に縦に立つように見えるのでタツァーギ星と名付けられたのだと言います。

そして、天頂に見えることを星昼間(プスピローマ)と呼び、その季節に吹くあたたかい南風のことを

星昼間の南風(プスピローマ パイカジ)と言うのだと紹介していました。

(間違っていたらごめんなさい。記憶違いかも知れません。)

 

星昼間(ほしひるま)って、すごく詩的な言葉ですね。

 

 

 

 

「悪魔を出し抜け!」

 

TSUTAYAの店内を何気にぶらついていたら

ふと目に留まった本がありました。

「悪魔を出し抜け!」 ナポレオン・ヒル著

 

自己啓発本の「思考は現実化する」(Think and Grow Rich)の著者として有名な方です。

「思考は現実化する」は1930年代に書かれたそうですから、すでに70年が経過しているのですね。

それで尚読み継がれているのですから、人々の心に普遍的に響くものがあるのでしょう。

そういう私も、背伸びをして原著で読むようなこともしていました。

 

「悪魔を出し抜け!」は1938年にタイプライターでナポレオン・ヒル博士自らの手で執筆されたものだということです。

(この本ではナポレオン・ヒルのことを博士と呼んでいます。それに倣います。)

なんと72年ぶりの新刊。

原稿の公表を親族が反対したからだということですが、内容を見ると少しうなずけるような気がしないでもありませんでした。

ナポレオン・ヒル博士は、逆説的な表現をよく使いますし、この本で博士と対話する「悪魔」も

人の心の奥底にある闇、ネガティブを引き出す人間の本質

つまりは博士自身なのだろうと思いました。

 

この本のタイトルである「悪魔を出し抜く」ために、七つの原則が提示されています。

1 目標を明確にすること

2 自制心を持つこと

3 逆境から学ぶこと

4 環境から受ける影響をコントロールすること(交友関係)

5 時間(否定的な思考習慣ではなく、肯定的な思考習慣を確立し、知恵をつけること)

6 調和(明確な目標を持って行動することにより自らの精神的、霊的、物理的環境を支配すること)

7 警戒(実行する前に計画を見直すこと)

 

ヒプノティック・リズムや「流される」など、聞きなれない言葉が出てきます。

それを理解したうえで、読み進めていくと博士の人間観や宗教観が垣間見えて面白いです。

 

この本を読んで、心に残ったのは「現場に調和をもたらすにはどうしたら良いか」という命題が示された箇所でした。

「適切な人間関係とは、直接的であろうと間接的であろうと、そこに関わるすべての人間がその関係によって何らかの恩恵をこうむるような関係である。」

「他人を傷つけたり、他人に苦痛や不幸をもたらすものは、どんなものでも不適切な関係となる。」

それを改善するには?

 

私にとって、タイムリーな本だったかも知れません。

 

 

 

当院におけるオーバーナイト透析のESA製剤必要量

 

昨日、16日は第25回沖縄透析合併症研究会がありました。

座長の琉球大学血液浄化療法部部長の井関先生から、ご指名があり

『オーバーナイト透析を施行して ―3か月を経過した報告―』という演題で発表させていただきました。

 

スライドを準備しながら、オーバーナイト透析を3か月経験して何が特徴的か、代表的な事柄は何かと考えていました。

透析を受けている方々の元気になった姿は、私たちスタッフのモチベーションを上げたこととして本当は第一に伝えたいことです。

けれども、言葉としては伝えても、実感として伝わらないだろうなというのはあります。

 

透析従事者として印象に残ることは、数値として表せられないことかも知れませんね。

けれども、それでは発表になりませんから、変化の大きかった事柄をグラフにすることにしました。

 

それは、例えば造血ホルモン(ESA)製剤の必要量の変化です。

腎臓から本来分泌されるはずのエリスロポエチン(造血ホルモン)は、腎不全になると分泌されず、されていたとしてもごく少量です。

その結果、腎不全の方は貧血になります。いわゆる腎性貧血と呼ばれる状態です。

それから尿毒症物質が邪魔をして、ホルモンの効きを低下させるということがあり、注射で投与しなければならないのが普通なのです。

オーバーナイト透析を受けられている方たちのESA製剤の3か月の必要量の推移をグラフに示してみました。

 

3か月の間に貧血が改善し、薬の投与が少なくなった、あるいは必要なくなったという方が出てきました。

 

ESA製剤の必要量

沖縄保険医新聞の紹介コーナー

 

つい先日の沖縄保険医新聞の会員紹介のコーナーに、私のことを取り上げていただきました。

とりとめのない話から、よくぞここまでまとめてくださったと感心しています。

照れくさいのもあるのですが、まとめてくださった方への感謝の気持ちをこめて

ご紹介します。

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 ↓ pdfファイルはこちらから

PDF 

 

落語

 

落語が大好きです。

うんちくは分かりませんが、CD付オーディオブックなどがあったら

一通り目を通した後に、車の運転中に流しっぱなしにして聞いています。

 

笑うっていいなあ。

笑いって、感情面での出来事だけではないですね。

ご機嫌になりますから、健康にもきっと良いはずです。

 

故・立川談志師匠の名言

「落語とは、人間の業の肯定」

 

この言葉は、落語をよく言い表していると思います。

人間をどうしようもなく愛おしくさせる魔法の言葉じゃないかと思います。

 

Youtubeでも懐かしい噺家の動画がアップされていますから、うれしいですよね。

 

 

 

 

 

「必ず前向きになって」

 

休日に家族とドライブをしてきました。

目的地を特に定めなかったのですが、北部の沖縄海洋博まで行ってきました。

久しぶりに天気が良くて、さわやかな青空が広がっていました。

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中央ゲートから広場に降りる階段には、動く歩道が設置されていて、足腰の弱い方にも優しい施設です。

私たち家族はその隣にある木材づくりの階段で、最近リニューアルした海洋文化館を見学しました。

プラネタリウムもあって、楽しめて勉強になります。

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空気も澄んでいて、伊江島タッチューがすぐ近くに見えました。

 

 

公演の中を散歩し終わったあと、駐車場に戻る時には動く歩道をつかってみました。

そこで流れるアナウンスに、娘たちと顔を見合わせて反応してしまいました。

「これ、いいかも知れない!励ましてもらった気がする!」

スマホで録音してみましたので、聞いてください。

 

 

「必ず前向きになって」

スルーしてしまうようなことなのでしょうが、そういうことに反応してしまう親子なのでした(笑)。

 

ザ・スクラブズ

 

「先生、ミーティングお願いします。」

ある朝、院長室でちょっとした用事にとりかかっていた私に、スタッフから催促の電話がありました。

私たちのクリニックでは毎朝8時ジャストに透析室の朝のミーティングがあります。

あまり、電話が鳴ることもないのですが、早々に解決しないといけない問題も時々ありますので

きっとそういうことなのだろうと、「わかりました」と返事をして小走りに透析室に向かいました。

 

「うわあ。これはこれは(笑)」

透析室に足を踏み入れると、鮮やかな色に目を奪われました。

いつの間に申し合わせてきたのか、いつもは白衣のユニフォームなのですが、その日は全員がカラー・スクラブを着ています。

しかも、見事に同じ色がかぶっていない!

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「先生も、今日は着替えたら?」

ユニフォームひとつでモチベーションが上がるものですね。

タイトルどおりの「ザ・スクラブズ」

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入室してきた患者さんにも「どう?」と質問して

「いいね!」という答えを要求していました。

患者にも気を遣わせてしまうクリニックです(笑)。

 

左袖にはさくだ内科クリニックのロゴマークがついているんですよ。