「やる気のあるものは去れ!」 by タモリ

 

休憩室で昼食を食べていたら、ちょうどテレビで「笑っていいとも」をしていました。

林先生がタモリがかつて放った「名言」の数々を紹介するコーナーです。

 

どれもタモリらしい表現で、思わず「なるほど」と感心しながら笑っていました。

 

例えば「やる気のあるものは去れ!」

 

タモリの言い分です。

やる気のある人間はたくさんいるが、まず「暑苦しい」。それが嫌い。

やる気のある人は「が、がんばりますっ」とコチコチに固まっていて、物事の中心しか見ない。

実は面白いことは物事の周辺にあるものだ。

視野が狭くなるし、本質を見てない。

 

面白いですよね。

人はとかく間違ったところに力を注ぎがちになるものなのかも知れません。

本質を見抜くとは、ちょっと距離をおいて周辺にも視野をもった状態のことを言うのでしょう。

どんなことにも、肩に力が入ってろくなことはありません。

 

正論とは違った表現が、何より人をひきつけます(笑)

「やる気のあるものは去れ!」

 

車の運転もハンドルに「あそび」があるから、安全に運転ができる。

「あそび」がなければ、ちょっとハンドルを回しただけでガチガチに大きな方向転換になってしまう。

それを修正するために、また反対側へ。

結果的にジグザグ走行になってしまいます。

 

着想がさすがタモリさん!と感心していました。

 

クリニックのマインドマップ

 

思うことがあってマインドマップを描いてみました。

 

自分たちの「強魅力」は何か。(すみません。この言葉は哲楽家 紀々さんからのパクリです。)

これから着手していきたいことは何か。

何を目指したいのか。

十分に練られているわけではありませんが、さっと直感で描いたマインドマップです。

これから足りないものや理屈を加えて整理していきますが、とりあえず第一稿として。

 

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今の私の一番の関心はチームワークの発揮です。

信頼の絆に結ばれたチームワークが発揮できたなら、世の中にどんな光を発することができるでしょう。

 

楽しみたいと思います。

 

 

「覚悟の磨き方」

 

 

  覚悟の磨き方 超訳 吉田松陰

明治維新の時代に数多くの弟子たちを世に送り出した吉田松陰。

ペリーの来航以来、日本の国難を迎えた幕末の志士たちの生き様や志は、どの世にあろうとも私たち日本人を強く励ましてくれます。

「自分の生き方だけが、自分を救ってくれる。」

 

特に吉田松陰は、高杉晋作や伊藤博文など松下村塾で育てたそうそうたる人材を見るまでもなく

その短い生涯にも関わらず、単なる教育者としてではなく「意思の人」として数多くの日本人の生き方に影響を与え続けてきた方なのだと思います。

この本は、その吉田松陰の言葉をわかりやすい現代語で訳した、いわば「名言集」。

実際、彼の言葉は私にとっても気持ちが沈み、落ち込んだ時の励みになります。

 

ひとつだけ紹介させてください。(112ページから)

 

腹が据わっている人のおまじない

「一生やり続ける」

すごくシンプルですが、

これほど多くを語る言葉もありません。

 

みだらな誘惑、未知の物事に対する恐怖、

手軽な安心感、どれも乗り越えることができるのは、

「一生やり続ける」  この言葉が

背骨に叩き込まれている人だけです。

 

 

 

「勇気」の科学

 

本屋の中をぶらついていたら、ふと目にとまったのがこの本でした。

「勇気」の科学 ~一歩踏み出すための集中講義~ ロバート・ビスワス=ディーナー (著)

 

著者のロバート氏は「ポジティブ心理学のインディ・ジョーンズ」と評されているそうです。

マサイの現地調査を試みたり、まさに「勇気は鍛えることができる」を実践されている方です。

 

大変面白く読むことができました。

 

特に「第6章 傍観者にならない」のポイントは、参考になりました。

1)行動は「状況」で決まる

2)勇敢な行動は、無意識に生じる

3)集団の同調圧力が「勇気」の妨げになる

4)「傍観者効果」から逃れる5つのステップ

  (1) 出来事を認識する

  (2) 緊急事態であることを理解する

  (3) 自分に問題に対処する責任があると信じる

  (4) 問題に対処するための方法がわかる

  (5) 行動を決断する

 

勇敢な行動をとるまでのプロセスも4つに分けて理解することが出来ると述べています。

(1) 恐怖や不快さを体験する。

(2) 否定的な感情があっても、行動は選択できることを理解する

(3) 自信を持つ

(4) 行動を決断する

 

そして、勇敢になることを学ぶための最善の方法は次の2つ。

「恐怖をコントロールすること」

「行動意思を上げること」

 

そして、著者のこの言葉。

「勇気は、創造力を高め、リスクをとり、人を助け、困難を乗り越えるためのエネルギーを与えてくれます。」

 

私も、いつでも勇気をもちたいものだと願います。

 

 

LINE

 

下の娘が、iPodを駆使してLINEでコミュニケーションをとっているのを見ると圧倒されるものがあります。

娘に言わせたら、古い世代のiPodなのでご不満らしいのですが

とんでもないです。私には十分すぎるほど楽しんでいるように見えます。

 

ところで、LINEではグループをつくることができて、その仲間内でメッセージのやり取りができるのですね。

家族でグループをつくりました。

私がリアルタイムで見ることはあまりありませんが、たまにスマホをあけるとたくさんのLINEメッセージの応酬にびっくりすることがあります。

 

先日、上の娘が受験のために本土に行くことがありました。

その時のLINEがこれ。パンダのプロフィール画像が下の娘です。

Line

 

臨場感あふれてますね(笑)

 

最近、私の家族の中でブームになっているのが 「誰々は自由だよね。」と言うものです。

マイペースが過ぎて、ひとり人生を楽しんでいる感じが良いねという意味合いがあります。

または、独自の価値観がフルに発揮されている時にも使います。

 

まさに下の娘、自由ですよね(笑)

私が東京に出張で家を留守にしていた時にも

「そういえばお父さん、いないのは当直だから?」

「出張だよ。東京。」

「まぢ!」 

「そういえば…」と思い出してくれただけでも、よしとしましょう(笑)

 

 

プラトンの「洞窟の比喩」

プラトンの3つ(「太陽」「線分」「洞窟」)の比喩の中で、洞窟の比喩は、私にとって昔から特に心動かされるお話です。

今回は、そのお話を紹介します。

 

 

プラトンが語った洞窟を住居とする人間たちの話 ― 。

 

奥の深い細長い洞窟がある。人間たちはそこを住居として子どものときから過ごしている。

手足と首を縛られたままでいるので、頭をめぐらすこともできず、前面しか見ることはできない。

はるか後方には洞窟の出口があり、その外には太陽の輝く自然が広がっているが、それらに気づく術もない。

 

彼らの前面は、洞窟の壁。後方には、洞窟を明るく照らし出すかがり火がたかれている。

その壁には、後方に燃える火の光によってさまざまな影法師が映り続けている。

石や木で作った動物や工作物の影法師である。彼らは生まれて以来、その投影された影以外は見たことがない。

彼らは当然、その見続けてきた影をこそ実在と信じてやまないだろう。

 

その中である日、縛りを解かれた者があったとしよう。

彼は急に首をめぐらし、火の光の方を見ることを強制されたとする。今まで影しか見せられていなかったその現物を見せられる。

そして、あなたが今まで見ていたものは、愚にもつかぬ影で、今あなたが見ているものこそ実在だと説明されたとする。

けれども、彼はきっと以前からずっと見てきたものの方に真実性があると思うに違いない。

 

さらに、誰かが彼を力づくで洞窟の入り口まで引っ張ってゆき、太陽が照らしているところへ引き出したなら、どうするだろうか。

彼は引っ張ってゆかれることに苦情を言い、いざ、太陽の光の見える所に来たとしても、眼は眩み、真実であると言われているものを一つも見ることはできないだろう。

 

しかしやがて、眼も慣れて太陽を見ることができるようになり、太陽が照らし出す世界、地上について知るようになる。

それでも彼はかつての世界へ戻りたいと思うだろうか。

かつて、あの洞窟の中で智慧とされ、名誉とされていたもの、権勢を欲しがるだろうか。

否である。

 

むしろ彼らは、地上にあることが許されさえすれば、たとえ貧しくても、どんな目に遭おうとも、あの洞窟に戻るよりははるかにましだと考えるだろう。

そして当初、苦痛だった自分に訪れた大きな運命の転換を心から幸せだと思うに違いない。

 

(高橋佳子著 DISCOVERY ディスカバリー 世界の実相への接近 から引用)

 

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阿闍梨餅

 

2月4日から沖縄三越で大京都展が催されているそうです。

デパートの物産展って良いですよね。

ほかでは入手困難の、ほとんど現地限定の人気商品やおいしいものが食べられるし

ミーハー根性が刺激されます。

とは言っても、出不精の私は外出から帰ってきた家族の「おみやげ」に目を輝かせるクチですが(笑)

 

今回、阿闍梨餅なるものを生まれて初めて食べました。

あんこがたっぷり、生地がもっちもち。

甘さ控えめで、和菓子好きの私にはたまらない一品でした。

 

阿闍梨餅のコーナーには、かなり長い列ができていて

「これは並ばねば!後悔する!」と思って並んで買ってきてくれたそうです。

でかした!久々にホームラン。 

 

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「フィードバック分析」

 

ドラッカー曰く、「強みを知る方法はひとつしかない。」

それがフィードバック分析ということです。

何かをすることに決めたならば、何を期待するかを書きとめておいて

9か月後、1年後に、その期待と実際の結果を照合するという方法です。

つまり、「現在、自分がしていること」「新しく始めようとしていること」について「期待すること」「目標」を書き出しておきます。

9か月後、1年後にその書き出した書類を取り出して、「実際の成果」と比較して、分析するものです。

 

この手法を実行に移すならば、2、3年の短期間で、自らの強みが何であるかが明らかになるといいます。

2,3年が短期間というのも、ドラッカーらしいなと思うのですが

確かに、自分自身のことを正確に知ることができるのなら、2,3年は短いスパンなのかも知れません。

そして、この強みこそ重要な要素だと言います。

自分の強みを邪魔するもの、得意でないものも明らかになるというのです。

 

フィードバック分析からわかること、行うべきことのポイントは次の七つ。

第一に、明らかになった強みに集中すること。

第二に、その強みをさらに伸ばすこと。

第三に、無知の元凶ともいうべき知的な傲慢を正すこと。

第四に、自らの悪癖を改めること。

第五に、人の対し方の悪さによって、みすみす成果を上げられなくすることをやめること。

第六は、行ってはならないことは行わないこと。

第七は、並みの分野での能力の向上に無駄な時間を使うことをやめること。

 

ドラッカーが一貫しているのは「強みに集中すべきだ」ということですね。

今度、クリニックの「フィードバック分析」をしてみたいと思います。

 

 

 

なかなか気候に追いつけない

 

日曜日は2ヶ月に1回の自治会の清掃でした。

2か月前には所用で参加できなかったので、今回は是非参加せねばと前の夜から心して早寝するほどでした。

鎌を持って草刈りをするのは、ちょっとした「無の境地」の作業なので嫌いではないのです。

しばらくして、背中越しに成果を見ると、満足感も得られますし

幼いころに手伝いをした「うーじ倒し」にも通じるものがある気がします。

 

ただし、私は正真正銘の雨男です。

気合いが入るほど、雨が降る傾向があります。

 

そう。その日も草刈りをしている最中に結構な雨が降り出しました。

「雨が降っているから、だれも出てきていないと思ったら、姿が見えたので…」

と会長さんもわざわざお声をかけてくださるほどの悪天候でした。

 

次女に手伝ってもらいながら、「雨がやむのを待つか、濡れながら作業を続けるか。」と娘に訊きました。

「いつ止むかわからないのをあてにするより、どうせ濡れたのなら続けたい。」

なんだか名言っぽいねえとお互いに笑いながら、濡れねずみになって作業を続けることにしました。

 

何とかの法則?にあるのかわかりませんが、作業が終わると見事に雨がやんでしまいました(笑)

こういうのは慣れているので、さわやかに笑うことにしています。

「やまない雨はない。」

 

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「トリック 劇場版 ラストステージ」

 

小学生高学年になる末娘が、休日の朝にまだ寝ぼけている私を起こしに来ました。

「今日、映画を観に行くよ。」

「へ?そうだっけ?」

「そう。今決めたんだけどね。」

「他に誰が行くの?」

「お父さんと私、二人だけ。」

「え?お父さんと二人?…ん?この二人?」

「そうそう。」

話を聞くと、ほかの家族は学校の行事やほかの用事で多忙らしく、その日1日、時間を持て余しそうな娘が思いついた計画でした。

「この二人だけって言うのは、あまりない組み合わせだね~。」

「そう?そうでもないんじゃない?」

と、いうことで娘と二人で映画を観てきました。

 

「トリック 劇場版 ラストステージ」です。

マジック大好きの私も楽しみにしていました。

実在した有名なマジシャン「サイキックハンター」の異名をとるハリー・フーディーニの存在が、このドラマの根底にあります。

死別した人との「霊界通信」ができるものならやってみろと、霊能力者たちに挑戦状をたたきつけた彼の本心は

実は最愛の亡き母との会話を切望していたからなのだと言われています。

これ以上書くとネタバレになるのでやめておきますね。

(フーディーニについては、また別の機会に…)

 

テレビシリーズからのファンは、たまらないでしょうし、またラストステージということで切なく泣けるかも知れません。

そうそう。

トリックで山田奈緒子が最初に演じた記念すべきマジック

「封筒をすり抜ける100円玉」

これが今回、山田奈緒子が演じた最後のマジックでした。

その演出がニクいのです。

 

 

[youtube]http://youtu.be/nD9qGaD5IG0[/youtube]