「しかまち カンパチ さかえまち」

 

沖縄には、「しかまち カンパチ 栄町」という言葉があります。

沖縄の歴史に詳しいタクシー運転手さんに話を聞くと、「定かではないけどね」と ことわりをいれつつ

ずっと昔にラジオでそのフレーズが流れて一挙に広まった覚えがあると教えてくれました。

 

「しかます」というのは沖縄の方言で「驚いた」の意味で、それをリズムにのせて表現したものです。

「しかまち カンパチ さかえまち」

さしずめ、「おどろき 桃の木 山椒の木」 の沖縄版といったところでしょうか。

 

このフレーズには地域ごとで多少のバリエーションがあって、同じ那覇でも

「しかまち カンパチ とぅまい いゆまち (泊 魚町)」

で通っているところもあります。

 

中部あたりになると

「しかまち カンパチ 中の町」

が普通のようです。

沖縄市中の町という地名があるからですね。

 

ところが、調査をすすめていくと(笑)、さらにバリエーションがありました。

最近では、那覇で

「しかまち カンパチ おもろまち」

中部でも最近では

「しかまち カンパチ みどり町」

 

南部では

「しかまち カンパチ みーぱちぱち」

これはもう、最後の言葉は「○○まち」でしめるという、最低限の暗黙のルールさえも無視されてしまったようです。

けれども、「みーぱちぱち」というのは「目をぱちぱち」させるほど驚いたという意味にもとれますから、趣意ははずれていませんね。

 

判断に苦しむのは、「しかまち カンパチ シーチキン」という亜流も存在していることです。

こうなってくると気分次第でどうにでも変幻自在なのだと言わざるを得ません。

 

さらにびっくりしたのは

「しかまち カンパチ たけこまち」

と言っている人もいました!

 

「たけこまち」というのは沖縄の食品会社「海洋食品」のちくわの商品名「竹小町」からきているものと推測されます。

takekomachi2

 

それこそ、「しかまち カンパチ いなむるち!」

 

 

「リーダーにつづけ」

 

「リーダーにつづけ(Follow The Leader)」は1920年代にダイ・バーノンが発表した名作マジックです。

ダイ・バーノンの原案については、「松田道弘のマニアック・カードマジック」に詳しい解説が載っています。

 

松田氏は「オイル&ウォーター」との分離と不分離のテーマについて共通点を指摘したうえで、「リーダーにつづけ」がすたれてしまった理由を考察しています。

確かに、「リーダーにつづけ」は、カードの交換が何度も行われることで見ている観客が混乱してしまうという難点があります。

「あれは赤だったか黒だったか」という前提の記憶を観客に強いることになるからです。

 

言葉で説明するよりも百聞は一見にしかずですね。

名手タマリッツの 「Follow The Leader」 がYouTubeにありましたので、まずはご覧ください。

 

この弱点を補ったのが、佐藤総氏の「Acrobat Leader」だと思います。

直前までカードの色を見せている点は、観客のプレッシャーを見事に減らしています。

あの裏返しにされたカードって何色だったっけ?という迷いを生じさせなくてすみますから。

これも百聞は一見にしかずですね。

 

 

 

ゴクラクチョウカ

 

クリニックの玄関前にあるヒンプン前の花壇。

そこのゴクラクチョウカが見事に開花していました。

 やっぱり鳥に見えてしまうユニークな花ですよね。

 

花言葉は「輝かしい未来」

皆さんの未来もゴクラクチョウカの花言葉のようになりますように。

 

DSC_0939

 

ちなみに下の写真は「極楽鳥(風鳥)」

wikipediaからの写真です。

 

尾羽の黄色が似ているのかな?

Lesser_Bird_of_Paradise

 

 

 

秋の気配

 沖縄では昨日、今日と真夏の猛暑が戻ったような天気でした。

晴れたのは良かったのですが、少しバテ気味の人も多かったかも知れませんね。

ボーイスカウトのキャンプは、糸満青少年の家 で、青空と芝の緑が気持ちよかったです。

場所も那覇に近いので、研修場所としては理想的です。

 

ところで、暑さが戻った話をしましたが、もうトンボの群れが飛び交う季節になっているんですね。

スマホの動画で撮ってみましたが、お分かりいただけるでしょうか?

小さくて素早いのでパソコンで見てもわからないかも知れません。<(_ _)>

やはり、トンボを見ると季節の移り変わりを直に感じます。

 

[youtube]http://youtu.be/5O-mX8ufJrY[/youtube]

 

 

ボーイスカウト那覇16団 キャンプ&上進式

 

この週末(世間では3連休)に楽しみにしていた行事があります。

私も「健康安全委員長」として参加させてもらっているボーイスカウト那覇16団の活動です。

今日14日には上進式という団にとっての大事な行事があります。

それには参加することができませんが、昨日13日(土)にはスカウト達とキャンプをすることができました。

キャンプはいいですね!

夕食はバーベキューでした。

 

個人的にも命の洗濯をさせてもらいました。

 
image

 

 

ソフォクレスの名言

 

古代ギリシアの三大悲劇詩人として知られるソフォクレス。

代表作は「オイディプス王」です。

この物語になぞらえて、のちにフロイトが「エディプス・コンプレックス」という概念を提示しました。

運命に翻弄されながら、その運命に立ち向かって必死に生きる人間を描く作品が多いようです。

 

彼の遺した名言は人生を鼓舞するものが多いように思います。

曰く、「ごまかして成功するよりも、堂々と失敗する方がよい」

 

ほかにも、「思慮深きものは、過去の出来事によって現在を判断する。」

 

今を力強く生活し、未来に希望を持つために、自分の過去を振り返って棚卸しのような作業をする必要があると言います。

自分が何者かを知るために、過去にしてきたことや感情を見つめなおす作業です。

人は悲しいことに自分をごまかしながら生きていることが多いものです。

「本当の自分」というのは、過去の記憶の中にうずもれています。

新しく仕切りなおすには、それを発掘する作業が必要ということでしょう。

自分のことだからと言って分かったつもりにならないように。

 

DSC_0919

 

 

 

「支える言葉」

 

「夜と霧」の作者、ヴィクトール・フランクルのお話は、前にもさせていただきました。

こちら 「次世代腎不全医療」と 

こちら 「それでも人生にイエスと言う」

 

彼の言葉には、いつも希望を見つける手がかりとして勇気づけられます。

「人間は常に人生から問いかけられている」

不条理に思える出来事に遭遇した時、「これに何の意味があるんだ?」という自問を私たちはしがちですが、逆に人生が私たちに問いかけているのだというのです。

「さあ、この出来事に、あなたはどう生きるの?」

そういう視点を持つということは、「この出来事は何の呼びかけだろうか?」という気づきへの促しとなります。

「すべてのもの、出会いには意味がある」という言葉も同様ですね。

 

以前に紹介した野口嘉則さんの著書に、あるムービーが収載されてありました。

「人生は信頼するに足るものである。そして、僕たちは無限の可能性をもっていて、未知なる可能性をもっていて、必ず人生はうまくいっている」

メッセージ性のあるムービーです。

8分42秒ありますので、時間のある時にご覧ください。

http://youtu.be/G_BonPLOkdk

 

 

 

私のお気に入り My Favorite Things

 

私のお気に入りの曲のひとつに 「My Favorite Things」 があります。

ミュージカル映画 「サウンド・オブ・ミュージック」 のうちの1曲です。

カミナリを怖がる子どもたちをマリア先生が励ます場面に流れてきます。

 

 

そして、ジョン・コルトレーンがこの曲を取り上げて、ジャズの名曲になりました。

オリジナルの旋律を残しつつ、間引きするようなラインが印象的です。

そして、この方もカバーしてくれています。

私が敬愛するジャズ・ピアニスト Bill Evans の My Favorite Things

何も言うことはありません。

 

 

 

いったい何が…?

 

9月8日、世の中に何が起こったのか? 一瞬、目を疑いました。

私のブログは、普段は約150名ほどの訪問者が訪れてくれます。

ほぼ毎日更新するということだけが特徴のブログなのですが、それでも訪問してくれるという方がいるだけで本当にありがたいものです。

 

さて、目を疑ったのは、サイトの統計情報のグラフを見たからでした。

9月10日の統計

 

普段の150名が、一挙に約800名の訪問者数に跳ね上がっています。

 

「なに ? 何が起きた !?」

小心者の私は、何かよからぬことでも起きたのではないかとドキドキと心拍数があがってしまいました。

改めて、得体の知れない世の中の渦の怖さを感じた瞬間でした。

 

 

「ストレスをどうやって自分の友達にするか?」

 

 以前に「スタンフォードの自分を変える教室」を紹介しました。→ こちら

 

その著者 ケリー・マクゴニガルのTEDのプレゼンテーション。

ストレスに関する知見を紹介してくれています。

 

ストレスは「健康の敵」というのが常識でしょう。

しかし、ストレスが「敵」になるのは、ストレスが体に悪影響を及ぼすという信じ込みがあるからだというある調査結果を紹介しています。

ストレスを肯定的にとらえる人は、健康を維持し長生きできると言うのです。

また、ストレスを軽減するには、手を差し伸べあって人との絆を強くすることだとも教えてくれました。

ストレスに対する体の変化、ストレス・ホルモンの一種であるオキシトシンのあまり知られていない働きも述べています。

 

ケリー・マクゴニガルの言葉を紹介します。

 

はっきり言える事は

意義ある事を求める方が、ただ不快感を避けようとするより

健康には良いということです。

人生の意味が、自分にとって見い出せるものを追求していくこと

そして、その途中でストレスが現れても

自分はきっとそれに対応できると信じる事です。

 

ストレスを試練と言い直してもいいかも知れませんね。

今、経験しているストレス(試練)が、自分にとって何らかのプラスになるものだと信じること。

ストレス(試練)に対して「ラッキー!」と言えるようになれたら、きっと問題の半分は解決しているのかも知れません。

そのために人との絆を深めることが必要だと説いているのだと思います。

 

極論で言い換えると、ひとりでストレスに対処するべきではないとも言えます。

手を差し伸べあうことが大切です。

命の危険を予感するような、避けなければならないストレスにはそれ相応の対処が必要だということです。