「1日1音」

 

良いと思っている習慣がなかなか身につかなくて困ります。

と言ったら、「まさか、あなたが?」と否定されがちなのも、また困ります。

「ずっと根気よく続けられる性格でしょ?」と言われるのです。

それは、ヒト様が私に抱いている印象が良いように勘違いされている証拠にもなるのでしょうが、元々私は気まぐれで熱しやすく冷めやすい人間です。(と星占いの本に書いてありました笑)

勘違いされがちなのは、このブログでも「下手の横好きでも3年続けたら面白くなる」とか「習慣が中断した時に復活させる作戦を立てておくべし」とかエラそうなことをのたまっているからで、自分にも責任があるのですが、正直に白状すれば、「良い習慣はなかなか身につかない」です。

いろいろな方のアドバイスを集めてまとめてみると、習慣化する方法はだいたいこんな感じに落ち着くようです。

  • 小さな動きから始める。
  • 小さな動きは何も考えずにできるような簡単なことにする。考えてしまうと脳は必ず否定してくる。手をつけやすいできるだけ簡単なこと。ギターなら1音を鳴らす。ランニングならウエアに着替える、ぐらいがちょうどいい。
  • その動作を1日の目標とする。「1日1音」「1日1着替え」それ以上の目標を設定しない。欲を出して「30分続ける」なんて上方修正は絶対にしてはいけない。
  • 「1日1音」「1日1着替え」が出来たら、今日の目標達成!とする。それ以上のことをしてもいいが、あくまでもそれが目標。
  • それを紙に書いて(カレンダーがちょうどいい)できたらチェックする。

YouTubeで、私の好きなギタリストが初心者にアドバイスしてくれたのが、この「1日1音」でした。

そして、ほかの動画で誰かが「大脳辺縁系は変化を嫌うので新しい行動を否定する」というのも言っていました。

その辺の真偽は確認していませんが、なんとなくわかる気もします。何か始めようとして、いざその時になって「やるかやらないか」と考え出してしまったら、やらない理由が泉のように湧き出てくる経験は飽きるほどしてきていますから。

「考えてしまうと脳は必ず否定してくる」というのは、そういうことです。

だから、脳が邪魔しないような「小さな動き」から始めようと言うのです。

と言うことで。

私も「新しい習慣」が身につけられるように、私なりの新しい「1日1音」を始めてみようと思うのでした。

 

 

「GOT BACK」

 

5月に入って、私のYouTubeのおススメにはポール・マッカートニーの現在進行中のツアー・ライブの様子がズラッと並ぶようになりました。

2022年4月28日、アメリカ ワシントン州スポーカン・アリーナから始まった「GOT BACKツアー」の様子です。

スマホの持ち込みや動画撮影もOKらしく、いわゆる公式ではなくて一般のファンの方々があげてくれているもののようです。

中でも目を引いたのが「I’ve Got A Feeling」の動画でした。それぞれの客席の、違う角度からたくさんの動画があがっていました。

この曲は「Get Backセッション」の時に、ポールが作った「I’ve Got A Feeling」に、ジョンの「Everyone Had A Hard Year」を合体させて仕上げた曲として知られています。

2人がそれぞれの歌詞をぶつけてくるサビの部分が、とても痺れる曲です。

今回のツアー・ライブでは、この曲のサプライズ演出に、観客たちは大きな歓声をあげていました。

サビの部分になると、ジョン・レノンの姿がスクリーンに映し出され、その映像とポールがデュエットしたのです。

それは、ルーフトップ・ライブの時の映像でした。

ポールは現在79歳。6月になると80歳になります。

時を超えてなおも歌い続けているポールの姿は、きっと奇跡のワン・シーンなのでしょう。

しっかり勇気をもらいました。

 

「水分をこまめにとりましょう」

 

なんとなく予感していましたが、沖縄は今日から梅雨入りしたそうです。

昨日は北風も強く、すでに半袖で過ごしている私には寒すぎるぐらいでした。

この寒暖差は、やはり堪えます。

つい1週間前には暑熱環境に慣れない人たちが、軽い熱中症の症状を訴えていましたし、やっと慣れてきたと思ったら、1か月前に逆戻りです。

コロナでなくても、体調を崩す人たちが多くなるのも心配です。

ウイルス性でなくてもノドが痛くて痰がからむという訴えもよく聞くようになってきました。

体調には十分にお気をつけてください。

まず、とにかくこまめに水分をとること。

「水分をとってください」というと「飲んでいるつもりなんだけどね」と答える方が多いです。

実際はというと、気づいた時に一気飲みをしているだけで、飲んだつもりになっているのですね。

1時間に100mlで良いのです。それをくりかえしていきましょう。

午前中にコップ半分の水分を1時間ごとに4回飲むという目標を持ってもいいでしょう。

こまめに水分をとるという具体的なタイムスケジュールをぜひ一度描いてみてください。

意外に水分をとっていないことに気づくはずです。

 

 

「最初の仕事はくじ引き」

 

経営学者であり社会学者であるピーター・ドラッカーの言葉です。

 

最初の仕事はくじ引きである。

最初から適した仕事に就く確率は高くない。

 

どんな基準で最初の一歩を選択したのかを思い出すと、私の場合は大学の先輩たちや友人たちの影響が大きかったと思います。

医学部の卒業を控えて、何を専科にするか決められずにいる私に「まだ決めていないのなら、全科をローテートして決めればいい」とアドバイスしてくれたのが、先輩であり友人たちでした。

それが、県立中部病院研修の志望理由の大きなひとつとなりました。

そんな私ですから、ドラッカーが指摘するように「最初の仕事はくじ引き」という感覚はよくわかります。

そこで多くのことを学び、経験を積みながら、自分の強みを発見していくことです。

上のドラッカーの言葉は、若い方たちに伝えたい言葉です。

実際にやってみなければわからない、まずは実行してみるというのは、ここにも通用することですね。

 

 

「二コマコス倫理学」(100分de名著)

 

全国の透析施設がそうであるように、連休は関係なく勤務です。

特に予定を立てられるわけでないのですが、勤務といっても普段よりも少しだけ気持ちに余裕ができるのは事実なので、3連休の間に何か本を読みたいなと思っていました。

サンエーに入っている宮脇書店を立ち寄ってみると、NHKテキストのコーナーに「100分de名著」が平積みになっていました。

5月は「アリストテレス 二コマコス倫理学」なんですね。

 

 

「二コマコス倫理学」そのものをこの3日間で読むことなんて到底不可能ですが、100分de名著でその書物の一端を味わうことができるのならば、嬉しいことです。

現代の哲学の対象は広範囲すぎて難解な印象ですが、古代の哲学は人間の生の本質を探るテーマが主流で、そこが何より魅力だと思います。

特にギリシャ哲学は、プラトンやソクラテス、このアリストテレスの有名な哲人が勢揃いしていますので、私にとって親しみやすいです。

以前にこのブログで「幸せとは?」についてお話しました。その前にも「ニュートラルな心」についての投稿もしました。

そこかしこに、アリストテレスの名前は登場してきます。

人間の目的は幸福にあると考えるアリストテレスならではのことです。

前置きはこれぐらいにして、税込みで600円。安いものです。

さっそく衝動買いしました。

 

ランニングすると起こる10のイイコト

 

最近、私のKindleの「おすすめ商品」にはランニング関連の本がズラリと並ぶようになってしまいました。

それをいちいち広げて眺めてしまうので、さらに「おすすめ」の度合いが増しているのだと思います。

谷川真理さんの「ゼロから始めるマラソン&ジョギング入門」もその中の1冊でした。

 

 

序章では「走るとあなたに起こる10のイイコト」が挙げられていて、共感するものばかりでした。(1.に関しては一般的には共感しますが、私に当てはまるとは思っていません笑)

 

  1. 美しくかっこいいボディが手に入る
  2. 時間の使い方がうまくなる
  3. スタミナがついて頑張りがきくようになる
  4. 集中力と持続力が;ついて勉強や仕事がはかどる
  5. 目標ができて日々が楽しくなる
  6. 新しい出会いで人間関係が広がる
  7. 継続することで自信につながる
  8. 見慣れた景色が違って見える
  9. ストレスから解放される
  10. 失敗を恐れなくなる

  

今朝、美浜の方までランニングしてきたのですが、今日は上の「8.見慣れた景色が違って見える」を実感しました。

沖縄県民ならよくわかってくれると思うのですが、自動車では行ったことはあっても、その土地を歩いて散策したことはないという場所がたくさんあります。

その土地の景色は、道路からの風景で、自動車の中から眺めたものしかインプットされていないことがほとんどです。

生活圏でなければ、自動車で通りすがりの印象しかありません。

ランニングすると、印象が変わります。

ここに川があったんだとか。こんなところにお店があるんだ、とか。

そして、別の機会に自動車で通ってみると、その土地が懐かしくなるのです。

実際にその土地に足をつけた経験は、自分の実体験として記憶に刻まれるのでしょう。

谷口真理さんの、ジョギングを皆さんにおすすめしたい気持ち、私もよくわかります。

 

「何を笑うのか?」

 

法句経(ダンマパダ)の中でも、放たれた言葉が厳しくてたじろいでしまうような偈があります。(真理のことば 中村元訳)その偈は、まるでブッダに厳しく問い詰められている気分になります。

 

146 何の笑いがあろうか。何の歓びがあろうか?—世間は常に燃え立っているのに—。汝らは暗黒に覆われている。どうして燈明をもとめないのか?

 

アルボムッレ・スマナサーラ師の原訳「法句経(ダンマパダ)一日一悟」では、もっと厳しいニュアンスが明らかです。

 

なぜ笑う。何が楽しい。

炎に包まれている(燃えている)のに。

暗やみに覆われているのに。

なぜ光を求めないのか。

 

「何に笑うのか?」という問いは、「笑っている場合じゃないだろ?」という指摘のようにも聞こえます。

つくづく人間というのは、不思議につくられています。

楽しむことばかりを追った生活を送っていると、結局すべてが台無しになるように仕組まれているかのようです。

外来で患者さんとよく話題にあがるのは、「おいしいものばかり食べていると健康を害するなんて、人間の体の設計者が神さまなら、大変ないじわるか、設計ミスですよね」というものです。

「今月はおいしいものが多かったから検査結果が悪いなあ」というのが反省の弁なんて、よく考えたら変な話ですよね。「おいしいもの」が悪いなんて。

でも、そうつくられているのが人間なのです。

お酒ばかり飲むと、心身を壊します。楽しいからといってゲームばかりしていると、依存症になって生活が廃れてしまいます。

楽しみばかりを追う生活は、正しい道とは言えません。

この偈では、充実感をもって満足できる人生を歩むために、燈明(知恵)を求めなさいと言われています。

問いただされて、「はい、すみません」としか言いようがありません。

 

 

「幸せ」とは

 

『別冊NHK100分de名著「幸せ」について考えよう』の各章の最後に「名言集」が載っています。

太古から、文学・経済学・哲学・心理学などのあらゆる賢人たちが「幸せ」について考察し語ってきました。

ところが、誰も他人の言葉を引用せず、自分が考える自分なりの「幸せ」について語りたがっているようにも見えますから、「幸せとは何か?」というのは有史以来の人類の難問だとも言えます。

「幸せ名言集1」からいくつかを抜き出してみます。

自分が考える「幸せ」に近い言葉を探してみるのも良いかも知れませんね。

 

◉幸福は財産にも黄金にも存在しない。それは魂に宿る。──デモクリトス

◉幸せとは、魂を最もふさわしい場所に落ち着かせることだ。──アリストテレス

◉一生幸せであるための最も確かな方法は、友達をもつことだ。──エピクロス

◉幸福への道はただひとつ、どうにもならないことで思い悩むのをやめることだ。──エピクテートス

◉つらいと思わなければつらくはない。逆に言えば、満足していなければ幸福は訪れない。──ボエティウス

◉本当の自分になろうとするとき、至上の幸福に手が届く。──エラスムス

◉それにしても、他人の目を通して幸福を眺めることほど苦いものはない。──シェークスピア

 

私としては、やはりアランの「幸せだから笑うのではない、笑うから幸せなのだ。」という言葉がしっくりきます。

 

 

運動不足と健康

 

古いデータなので恐縮ですが、日本では運動不足が原因で毎年5万人が死亡しているというショッキングなデータがあります。

これは「喫煙」「高血圧」「運動不足」「高血糖」など、危険因子に関連する感染症以外の疾病による死亡数を調べたものです。

(出典)THE LANCET日本特集号(2011年9月)日本:国民皆保険達成から50年「なぜ日本国民は健康なのか」

喫煙や高血圧がダントツの1,2位ですが、その次にくるのが「運動不足」なのです。

さらに、ちょっと驚きなのが「運動していない」は、飲酒や肥満よりも健康に悪いということです。

「最近、運動不足で…」

健康に悪いのは知っていたつもりでも、ここまで悪いとは思わずにいた方が多いのではないでしょうか。

65歳以上の方なら、植物に水やりをするのも立派な運動です。ラジオ体操を加えるならさらに良いでしょう。

若い方なら、朝のウォーキングを30分に、ストレッチを10分加えても良いでしょう。掃除の時間を入れれば毎日計60分の運動ということになります。

「運動不足は思っているよりも健康に悪い」

まずは簡単なことからはじめてみましょう。

 

詩「いつもいっしょ」

 

前に紹介した仏教詩人の坂村真民さんの詩は、まど・みちおさんの詩に通じるものがあります。

どちらもある境地に達した人が持つ、清々しい透明感のようなものです。

例えば、次に紹介する「いつもいっしょ」という詩。

今まで気にも留めていなかった言葉でしたが、この詩を読んだ後では私の気持ちが全く違ったものになっているのを感じます。

「いつもいっしょ」が愛おしい言葉に生まれ変わった瞬間です。

 

 

 いつもいっしょ

 

いつもいっしょ!

これがわたしの信仰理念

木とも石とも

蝶とも鳥たちとも

いっしょ

人間はもちろん森羅万象

いつもいっしょに生き

いつもいっしょに息をする

だから一人であっても一人でない

沈むことがあっても

すぐ浮きあがる

ふしぎな奇跡が起きてくる

いつもいっしょ!

ああこの愛のことばを唱えてゆこう