このミス!2020年版

 

毎年恒例の「このミステリがすごい!」

この時期に出る本を、いつも楽しみにしています。

年末にはいろいろあって手に取ることができなかったのですが、昨日やっと本屋さんで購入することができました。

2年前の「屍人荘の殺人」は「このミス」で知った本でした。

「屍人荘の ― 」は、ジャンルと言い作風と言い、ランキング本でなければ私の人生では恐らく巡り合わなかった本だろうと思います。

今回はどんな本がランクインしているのでしょう。

どんな分野でもそうですが、ランキングで下位であっても個人的に名作と思う作品は数多くありますし、順位はあまり気にしません。

しかも、ミステリーは細かいところで好みがはっきりと分かれるものですし、「2019年に元気だった作品カタログ」のつもりで参考にしています。

で、さっそく3冊ほど購入してきました(笑)。

 

 

 

変化しつづける土地

 

クリニックのある経塚は、特に最近、地形が大きく変わった地域です。

以前の経塚を知っている方がしばらくぶりにここを通ると、たいていが道に迷います。

そして、必ず「ここも変わったね。わからなくなってた。」と言います。

「昔あったあの道はなくなったの?」と不思議そうな顔を向けてくる方も少なくありません。

その言葉には「どんなところも変わる世の中なんだね」とか「変わってほしくなかったなあ」とか、いろんな温度が含まれているようです。

少しぐらいの丘なら、重機が入れば崩せて、平地にできるのだということを目の当たりにしてきました。

昔はメインの道路だったところも、大きな道路ができたら脇道や回り道に格下げとなり、そしてある日「通行止め」の看板が立つようになっています。

妖怪やマジムンがいたはずの森も、消え去りました。

最近は、自分が立っているこの地点は、何があったのだろうとよく考えます。

クリニックのそばには井戸があり、湧き水となって川の起点になっています。

拝みに来る方々もいますから、きっと由緒あるところだったのでしょう。

そして、この地が未来にはどんな土地になっているのだろうと考えてしまいます。

きっと想像が追いつかないぐらいの変化であることは間違いありません。

玉城朝薫の親族も、まさかそのお墓の上をモノレールが通るなんて露とも想像できなかったはずです。

変わりつつある「今」を生きていることを自覚しながら、100年後に思いを馳せるのも良いことかと思います。

 

 

 

 

ムーチー

 

沖縄では旧暦12月8日は「ムーチー」の日です。

 

今年は年が明けて早速の感じで1月2日が、その日に当たります。

 

前田の実家では、年末年始で多忙だったにも関わらず、例年のように朝からムーチーを作ってくれました。

 

ありがたいことです。

 

家族一人ひとりが、お世話になった方々にお分けしたいという要望があるため、いつの間にか数が多くなり、毎年10Kg近いもち米を準備します。

 

月桃の葉(カーサ)は、「毎年使うものだから」と何年か前に庭に植えた自家製のものを使っています。

 

「これはチカラムーチーだから、あんたたち家族のものね」

 

やや大きめのムーチーは、ヒヌカンでお祈りしたもので、愛情がたっぷりとこもっています。

 

今年もムーチーを食べて、元気にいきたいですね。

 

 

 

初夢

 

元旦の夜はオーバーナイト透析の宿直で過ごしました。

 

何か夢を見たような気がするのですが、夢を記録する習慣がないので、すぐに忘れてしまいました。

 

それは確かに私にとって正真正銘の初夢だったと思うのですが。

 

 

 

ちなみに、昔から初夢で縁起の良いものとされているのが

 

「一富士、二鷹、三茄子」

 

と言われています。

 

徳川家康が好きな物を並べただけ、というお話もありますが、これには続きがあって

 

「四扇、五煙草、六座頭」

 

と続くのだそうです。

 

扇は広がる形から、座頭は「毛がなし(怪我なし)」から、縁起ものだというのはわかります。

 

煙草が縁起の良いものとされているのは、今の世では考えられないのですが、徳川家康の好物を集めたのだと考えれば、それも納得できます。

 

 

 

さて、初夢は忘れてしまったのですが、私の正月三が日の恒例の「あること」を行いました。

 

それは、ほぼ日手帳をひろげて「1年の目標を思うままに書き出してみること」です。

 

どれか一つぐらいヒットしてくれれば良いぐらいの感覚です。

 

 

 

明けましておめでとうございます。

 

明けましておめでとうございます。

 

昨年は、地域の医療を長年にわたって支え続けていらしたクリニックのひとつが閉院しました。

 

この地域で最も古くから医療を提供されてきたクリニックでしたから、心よりその業績についての感謝と労いの意を表します。

 

しかし、やはり当然のこととして、そこに通院されていた方々の不安と混乱を目の当たりにすることとなりました。

 

そして、「医療を提供し続ける」ことの責任を改めて感じることとなりました。

 

私は病院勤務医時代に、自分が目指す医療を実践するためにと開業を思い立ちました。

 

そして、医療は一度立ち上げるならば持続させなければなりません。

 

医療を他のサービス業と同等に扱う向きもありますが、サービス業と絶対的に違うのは、医療が生命や生活の維持に直接に強くかかわるものだということです。

 

水や電気などのライフラインと呼ばれるものと同じです。

 

今年は私たちが提供できる医療について、より多方面の方々と連携し、コミュニケーションを密に、より具体的に行動できるように、目標を立てていきたいと思います。

 

今年もよろしくお願いいたします。

 

 

 

 

大みそか

 

大晦日になりました。

先週だったか、外来の患者さんに「先生はたくさんお休みあるでしょう?どこかに行かれるんですか?」と訊かれました。

世間では何連休とれたかという話題があがるからでしょうか。

病院をはじめとして、いくつかの公共施設が休みに入るので、「医者は年末年始に休むもの」というイメージがあるのかも知れません。

けれども、全国の透析医の事情をお話すれば、皆さん、言うほど休んでいないのではないかと思います。

医師が何人かいる施設なら当番を決めているでしょうが、私たちのクリニックと同じ規模の施設なら、普段とあまり変わらない感じです。

特に今年は、大晦日・正月が火曜日・水曜日なので、日曜日の5日まで休日を待つことになります。

とは言っても、それは医者に限ってのことではなく、年末年始だからこそ人の何倍も働いている方々が世の中にはたくさんいらっしゃいます。

この時期にも世の中が回っているのは、そういう方々が頑張って支えていらっしゃるからですね。

今日は大晦日です。

感謝の気持ちは忘れずにいたいものです。

皆さまも良い年をお迎えください。

 

 

 

ねずみとネコ

 

来年の干支は子(ね)。ねずみ年です。

先日、ふと思い出したのが大昔に見た「まんが日本昔ばなし」の一コマでした。

十二支の由来は、神さまの呼びかけによって決まったというお話です。

神さまはあらゆるどうぶつ達にお触れを出しました。

「明日のお正月の 朝一番はやく 来たものから 順に12番目までを 一年こうたいで どうぶつの 大将にします  かみさま」

おなじみの猿や虎、ねずみや鳥、蛇などのほかにも、カエルや象、熊やキリン、雪男(?)などにもそのお知らせが届きましたから、皆は張り切って参加することにしました。

ところが、そこにのんびりもののネコがおりました。

ネコはゆっくりとやってくると、ちょうどそこにいたねずみからこの神さまの手紙のことを聞きました。

ところがいたずらもののねずみは明日朝早く神さまのところへ集まるのを、明後日の朝集まるのだと教えました。

ネコはそれでも「ねずみくんて親切だなあ。いい仲間だなあ」とそう思ったそうです。

さて、12月31日の太陽もゆっくりと沈んでまいります。

動物たちは明日にそなえて皆早くから眠るようにしたようです。

ところが牛さんだけが「わしは歩きが遅いから今夜中に出かける」と言って、夕方のうちから神さまのところへ向かって歩き始めました。

それを知ったねずみは牛の背中に乗っかってしまいました。

何も知らない牛はもしかしたらわしが一番かも知れないぞとのしのしと歩いていきました。

さて、いよいよ翌朝です。

中には寝過ごしてしまった動物たちもいたようですが、皆一生懸命になって神さまのところへ走り出しました。

犬と猿ははじめは仲良く走っていましたが、やがて相手より先に相手より先にという気持ちが強く、やがて大ゲンカになってしまいました。

さて、最初に神さまのところへ現れたのが牛でした。いえ、ねずみが牛の背中からピョンとすべり降りるとさーっと神さまの前に駆け出していきました。

1番はねずみ、2番が牛です。

それから次々と12匹の動物たちが到着して、十二支の順番が決定しました。

ネコはどうなったでしょう?

競争に参加できなかったネコは、間違ったことを教えたネズミに大激怒。それ以来、ネコはねずみを恨み、追いかけ回すようになったと言います。

けれども、それは日本でのお話。

ちなみにタイやベトナムでは、ウサギの代わりにネコが選ばれているらしいです。

十二支の動物たちの種類は、国によって少しずつ違うというのですから、面白いですね。

 

 

 

 

犬も歩けば棒に当たる

 

散歩の途中、街角で出会った自動販売機。

いったん通り過ぎたのですが、目に留まった文字が気になって、戻って確かめました。

消費税アップした後では、さすがに絶滅危惧種(レッドリスト)だろうと決めつけていましたが、その自販機は非常に嬉しい「ワンコインドリンク」の自販機でした。

気持ち良く「100円」の文字がずらっと並びます。

ワンコイン自販機に遭遇すると、もうすでに頑張ってる感があって、それだけでラッキーアイテムを見つけた気分になります。

ちょっと違っていたのは、センターに「90円」の文字。

そこは、遊び心満点のルーレットになっていました。

ラムネ・ソーダ・グレープ・アップル・サイダー・コーラ・オレンジ・つぶつぶ系のドリンクが8等分の円に配置されています。

なんでもいいから冷たい飲み物を!と思った時には、お得です。

何が当たるのかわからないのは、ちょっとした運試しの要素もありますね。

たまの散歩も「犬も歩けば棒に当たる」でラッキーな気分でした。

 

 

 

1年の歩みを振り返るとき

 

この時期には、1年を振り返る機会が多くなります。

職場や友人・知人、所属している各団体の忘年会などで、それぞれの1年の歩みを振り返ることをします。

数えきれないほどの出会いもありましたし、出来事もありました。

特に2019年は日本列島に大きな台風災害がありました。

的外れな感想なのでしょうが、「こんなことなら沖縄で引き受ければよかった」と思ったものです。

その前に「沖縄からコースがずれてくれて良かった」とほっとしたのが、罪悪感として心にひっかかってしまいました。

被害を受けた方々には、心からお悔やみ申し上げます。

ラグビーワールドカップの熱狂に酔い知れたのも、今から振り返っても、まだ夢の中にいたかのようです。

「One Team」という言葉は、流行語大賞を受賞しました。

一時のブームで終わらないように、続けて盛り上がってほしいものです。

大局的な見方だけでなく、1年を自分だけに限って振り返ってみるのも大切なことです。

私たちは忙しさに毎日を繰り返すだけで、立ち止まって考えることを忘れがちになります。

どうしても1週間を単位として動かざるを得ない生活で、水曜日が過ぎたら半日診療の木曜日。金曜から週末へ突入。

日曜日にリセット。また月曜日が始まり、その時々の要請に応えていく毎日です。

この時期だけは、1年の歩みを振り返るときとして、立ち止まることをしたいです。

 

 

 

頑張れと言われたら

 

自分の走る姿をまだ見たことがないのですが、大体見当がつきます。

比較的短い距離のランニング・シーンで、思わず「がんばれ!もう少し!」と声援を受けることが多いからです。

(ありがとうございます!でも、まだあまり辛くないんだけどなあ(苦笑))

声援を受けながら漏れてくる、私の心の声です。

つまり、私の様子が、腰が落ちて顎があがり、辛そうに見えているからなのでしょう。

具体的には、テキストに出てくるダメなランニング・フォームの見本のような走り方です。

 

こんな言葉があります。(「必ず出会える!人生を変える言葉2000」より)

「頑張れ」って人から言われたら、「ああ、自分は人から見てまだまだ頑張り足りないんだな、よし、もっと頑張ろう!」って思うことにする。

 

私は必ずしも「もっと頑張ろう!」って思う必要はないと思っている人間ですが、なぜ「頑張れ」と言われたのか、その理由を考える必要はあるかも知れません。

私の場合は、腰高フォームに戻すこと。

「頑張れ!」と声援を受けたら、「さあ!胸をはって腰を伸ばそう!」と言われているのだと脳変換することにしています。