巣立ちのあと

 

実家の木にキジバトが巣をつくり、ヒナがかえったというお話をしました。

前回までは、巣から近くの枝に飛び移っているのを確認していたので、巣立ちももうすぐ近いのだろうと思っていました。

姪っ子がちょうど夏休みに入っていて「あの2羽、あっちこっちで遊んでいるみたい」と報告してくれました。

ほかのキジバトと見分けられるのか不思議でしたが、愛着が湧いているのでしょう。

「間違いない」と自信満々です。

私もその言葉を信じることにしました。

巣立ちはしているものの、帰巣本能?なのか、そう遠くまで行っていないようです。

ためしにセルカ棒にカメラをとりつけて、確認のためにまた巣の写真を撮ってみましたが、「もぬけの殻」でした。

また時期がきたら、同じように巣を作るのでしょうか。

楽しみに待ちたいと思います。

 

 

映画「散歩する侵略者」

 

黒沢清監督の作品「散歩する侵略者」を観ました。

2017年の日本の映画で、面白かったです。

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HPから抜粋したあらすじを紹介します。

数日間の行方不明の後、不仲だった夫がまるで別人のようになって帰ってきた。急に穏やかで優しくなった夫に戸惑う加瀬鳴海(長澤まさみ)。夫・加瀬真治(松田龍平)は毎日散歩に出かけて行く。一体何をしているのか…?同じ頃、町では一家惨殺事件が発生し、奇妙な現象が頻発する。ジャーナリストの桜井(長谷川博己)は取材中に一人、ある事実に気づく。やがて町は急速に不穏な世界へと姿を変え、事態は思わぬ方向へと動く。「地球を侵略しに来た」? 真治から衝撃の告白を受ける鳴海。混乱に巻き込まれていく桜井。当たり前の日常がある日突然、様相を変える。些細な出来事が、想像もしない展開へ。彼らが見たものとは、そしてたどり着く結末とは?

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宇宙人が地球を侵略するという古典的なSF映画のモチーフを踏襲した映画なのですが、「宇宙人が地球を侵略するために、地球人の『概念』を理解するために収集していく」という設定がユニークです。

集めるにはその人にその『概念』をよくイメージしてもらい、そのイメージごと奪うのです。その過程で、その人はその『概念』を失ってしまいます。

「家族」という概念を奪われた女性は、「家族」の概念がなくなりますから、親しかった姉を邪険にします。

「自由」の概念を奪われた母親は、なんとなくぼーっとしていて意欲がないように映ります。

奪われることすべて悪いのかというと意外にそうでもなくて、「自分」という概念を奪われた刑事は、自意識の強さでコンプレックスの塊のようになっていた自我が解放され、さわやかな笑みを浮かべます。

また、(所有するという意味の)「の」を奪われた人は、所有欲そのものがなくなり、引きこもりをやめて博愛主義者のようになっています。

教会で、牧師から「愛」の概念を奪おうとした試みは、あまりの「愛」の多様さ、複雑さにあきらめざるを得ませんでした。

しかし、この「愛」の概念をある人物から奪い、分かち合うことで、人類の運命が決定づけられることになります。

もう一度観たいと思わせる、面白い映画でした。

 

 

 

冷やしまぜ麺

 

期間限定でしたから、もう店頭には並んでいないのでしょうね。(すみません。確認していません。)

私の知人がコンビニ・チェーンとコラボしてプロデュースした冷やし麺です。

娘などは大絶賛して1日に何度も食べたほど美味でした。

私も店頭に並ぶ前の「ほぼ完成品」を1回試食させてもらい、販売してからももちろん何度か食べましたが、美味しかったです。

辛味噌がアクセントとなって、旨味を引き出していました。

麺の太さもしつこくなく、歯ごたえがあって良い感じで仕上がっています。

「ちゃんと元がとれてるの?」

心配した人が知人に問いただすほど贅沢なつくりでした。

きっとまた復活するんじゃないかと思います。

 

 

 

「こぞうさんの おきょう」

 

新見南吉さんの「こぞうさんのおきょう」というお話を紹介します。

これは青空文庫で読むことができます。

短いお話なので、一度読んでみてはいかがでしょうか。

青空文庫 → 「こぞうさんのおきょう

 

小僧さんがお経を詠みに檀家さんへ行く途中、うさぎと遊んでしまい、お経を忘れてしまうお話です。

 

あまりにも無邪気で、みんながあたたかく、そして、みんながやさしいお話です。

日本の人々は、かつてこんな世界でこんな気持ちで暮らしていたんじゃない?と新見南吉さんに言われている気がします。

 

子ども向けの童話ですが、大人にも必要かも知れません。

 

 

 

通勤ラン初体験

 

今日から県内の公立高校も夏休みに突入したようです。

今日は、夏休み期間中だけでもと思って、リュックを背負いクリニックまでの「通勤ラン」をしてみました。

ランナー向けの月刊誌には、時々「私はこうやって練習時間を確保している!」という特集が組まれていて、そこに必ずリュックを背負って「通勤ラン」をしている読者ランナーが登場しているものです。

颯爽とポーズをとって写真におさまっているその姿を目にして、刷り込みなのか、いつのまにか「あこがれる~」と思ってしまったのかも知れません。

機会があったらやってみたいうちの一つでした。

今朝の天気は快晴。朝日といえども既に紫外線の強さを感じる陽射しだったので、建物の影を選んでランしました。

なんといっても一番の難所は、ゆいレールのコース沿い、那覇市立病院前の登り坂です。

 

 

エッチラオッチラ登りながら、ここで足でもつろうものならタクシーじゃないか!とふと我に返りました。

(うへ~、かっこわるい~「またウワバグトゥして」って怒られてしまうな~)

と変なプレッシャーを感じながら走り抜けました。

大会以外で「リタイアしたくない!」とマジメに思ったのは稀なことです。

なんとか予定通りの時間に到着して、遅刻せずにすみました。

 

 

 

映画「ガタカ」

 

20年以上も前の作品ですが、近未来を描いたSF映画として以前から評価が高い映画ということは知っていました。

先日、やっと観る機会がありました。

前評判を聞いていたのでハードルを高めにして観てしまったのですが、それでも期待通りの映画だったと思います。

あらすじです。

 遺伝子操作により管理された近未来。宇宙飛行士を夢見る青年ビンセントは、劣性の遺伝子のため希望の無い生活を送っていた。そんなある日、ビンセントは闇業者の手配により、事故により身障者となった優秀な遺伝子をもつ元エリート、ジェロームに成りすます偽装の契約を結ぶ。そうして、ジェロームの遺伝子を借りてエリートとなったビンセントは、宇宙飛行施設“ガタカ”に潜り込む。が、そんな中、彼の正体に疑いを持っていた上司の殺人事件が起こり……。

映画の舞台となっている近未来の社会の格付けは優生学に基づいたものです。遺伝子が生体IDとして活用されている世の中です。

そのテクノロジーは当初、病気を避け、より健康に生きるための手段とされていたかも知れませんが、少なくとも主人公たちが生きる世界では、遺伝子のあり方が「適正」であるのか「不適正」なのかを決める標識となっています。

それは当人が望んでも変わらぬものであり、一生定められた焼き印です。

ビンセントは、エリートの遺伝子を借りて別人に成りすますのですが、宇宙飛行士になるために数々の訓練でも「適正者」に劣らないように必死の努力を重ねます。

その結果、(遺伝子の優秀さがアドバンテージになっていたとしても)ついに念願のタイタン探査船の宇宙飛行士に選ばれるのです。

それだけでも、能力とは、遺伝子によって定められたものではないという生きた証拠であろうとも思うのですが、その努力は彼の正体を知る人たちの心を揺さぶり動かすことになります。

映画は、切なく悲しく静かなラストで終わります。

SF映画と言っても派手なアクションシーンはありませんが、サスペンス色に満ちており、手に汗を握る展開は最後まで観る者を飽きさせません。

評判通りの映画だと思います。

おススメです。

 

 

 

旧盆中の休診のお知らせ

 

今年はお盆が旧盆とちょうど同日になっていますね。

外来でも、次回の予約のためにカレンダーを見ながらお話する機会もありますので、旧盆の外来診療について、ここでお知らせいたします。

8月15日(木)はウークイとなっておりますので、休診となります。

8月13日(ウンケー)と14日(ナカヌヒー)は通常通り診療しております。

なお、当然ですが透析業務は通常どおり行っております。

 

ご迷惑をおかけしますが、ご了承ください。

 

 

てだこナイトラン!

 

昨日は「第4回てだこナイトラン」に参加してきました。

場所はANA SPORTS PARK URASOE。

陸上グラウンドから抜け出して、敷地内の野球場の周りをグルッと1周(1.65Km)するコースです。

私たちは8名の男女混成チーム。

午後6時スタートで午後9時までの3時間、タスキリレーで走行距離を競うルールです。

昨日はずっと曇り空でしたが、スタートする何分間は雨が降っていました。

でも、その後は雨はやんでいましたから、結果的に涼しくなって結果オーライの感じでした。

私たちの作戦といえば、事前に走る順番を決めて、ひとまわりしたら、制限時間の3時間になるまで、また最初に戻ってつないでいくというシンプルなものです。

午後6時ジャストにスタート。順調にタスキをつないでいきました。

予想外に一人ひとりが奮闘してくれたので、(嬉しい悲鳴で)予定よりも早くなってバタバタと慌ててしまったのはご愛嬌です。

最後には3時間の制限時間ギリギリで皆んなでゴールになだれ込むドラマチックな展開になりました。

久しぶりに皆んなで騒ぎ、応援しあって、楽しい時間を過ごしました。

走らなくとも応援してくれた仲間にも感謝です。

機会があったら、また来年も誘い合って参加したいですね。

 

 

インフルエンザが増えています

 

 

最近、またインフルエンザで受診される方が多くなっています。

 

沖縄県全体では定点あたりの報告数は9.02人で、注意報の基準値を下回っていますが、那覇では7月に入って10.50人(第27週)から12.42人(第28週)と増加しており、注意報が出ています。

 

県全体でも、よく見ると少しずつですが、増加しています。

 

 

 

特に5歳~9歳、10歳から14歳の年齢層で増えていますから、学童や小中学生を中心に流行しているようです。

 

 

今回の流行の特徴は、B型が圧倒的に多いということです。

 

定点医療機関のウイルス型別報告数は、A型が約15%、B型が75%でした。

 

 

インフルエンザかなと思う症状があったら、外出は控えて、かかりつけの医療機関に速やかに受診されてください。

 

流行させないためにも、よろしくお願いします。

 

 

巣立ち間近?

 

実家に戻ると、最近では必ずキジバトの巣とヒナの話から始まります。

「もうそろそろ飛び立っているんじゃない?」

「うん。時々、出ているみたいだけど、近くまでだったらもう飛んでるよ。」

「今日もいるかな?」

「う~ん、どうだろう?もしかしたら巣立ちしているかもね。」

両親と3人そろって木の下から見上げてみます。

ガサゴソと動くものが見えました。

「あ~、いたいた。まだ、いた。」

 

 

「え?どこ?どれ?」と母親。

「ちょっと待ってよ。」

そう言って、セルカ棒を準備してカメラを取り付けました。

Wi-Fiでスマホに接続して、遠隔でその画像を手元で確認します。

前回まで巣の中にちょこんとおさまっていたのが、今回は巣のそばの枝にとまっているようです。

「これは巣立ちも早いね」

 

 

どのタイミングで巣立ちを迎えるのでしょう?

楽しみでもあり、寂しくもあり。なんだか子どもの卒業を待つ親のような気分です。