台風12号(ハロラ)が沖縄北部にもたらした雨被害は中南部に住む私には想像すらできていませんでした。
「ちょっとだけ風が強いかな。雨も降らないね。」などと呑気に言っていたほどです。
けれども、本島北部は大雨のために通行止めの道路があったりと、被害が大きかったようですね。
ダム貯水率も、台風の通過後に確認すると今年初めて90%を超えていました。
90%を超えるのは、昨年の12月以来です。
今年は7月までで12個の台風がきました。
台風11号(ナンカー)の次の台風は、本来なら「ソウデロア」という名前が割り当てられる予定でした。
けれども、後に台風12号となった熱帯低気圧はハワイ諸島周辺で発生し、ハワイの言葉で国際名「ハロラ」と命名されました。そして、そのまま発達すれば「ハリケーン・ハロラ」になるはずだったのです。
ところが、西に進んで日付変更線を越えたため、「越境台風」として台風12号となり、国際名は「ハロラ」をそのまま引き継いだということです。
越境台風が日本に上陸するコースをとるというのも、かなり珍しいことのようですね。
改めて見ると、ハロラは長いコースを進んできたのですね。先が読めない、難しい台風でした。