アニメ映画「Father and Daughter」

スタジオ・ジブリが初の海外との共同制作で、今年9月に『レッドタートル ある島の物語』というアニメ映画を公開するというお話を聞きました。

その映画の監督をつとめたのが、イギリスを拠点に活動するMichael Dudok de Wit(マイケル・デュドク・ドゥ・ヴィット)さんという方らしいです。

この方、過去には2001年に「Father and Daughter」という短編アニメーションでアカデミー賞を受賞しています。

YouTubeにその作品があげっていましたので、さっそく見てみました。8分ほどの短い作品です。

 

遠景を基本にしたスケッチ風のシンプルな作風が静かな雰囲気を醸し出しています。

セリフはなく、アコーディオンとピアノの曲が流れます。

 

大切な人を想い続ける気持ち。やがて訪れる別れ。二度と会えない切なさ。

淡々と過ぎてゆく時間。取り戻せない人生。

いろんな思いが滲んでいきます。

 

Father and Daughter お父さんと娘。

この監督がつくった長編アニメを見たくなりました。

 

 

https://youtu.be/apymul1vzbo

 

「シン・ゴジラ」

週末に「シン・ゴジラ」を観てきました。

ゴジラファンにとって、待ちに待った約12年ぶりの‘国産’ゴジラです。

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庵野監督の独自の世界観が、ゴジラとマッチしていたのでしょう。

「今の日本に初めてゴジラが現れたら、我々は一体どうなるのか?」

テーマ自体は極めてシンプルですが、余計なものを付け加えない描写に徹することで、ドキュメンタリー映画のような緊迫感がありました。

 

観終わったあと、庵野監督に「よくやってくれた。ありがとう。」という気持ちでいっぱいになりました。

「終」の一文字に向かって、思わず拍手をしたくなるほどです。

 

 

合言葉がなぞなぞ

オーバーナイト透析の時間帯には玄関がオートロックになっているので、インターホンで呼び出してもらいます。

当初はそれがなかったので、最後の方が入室するまでずっと開けっ放しになっていて、それではまずいとセキュリティのためにオートロック方式にしました。

 

最近オーバーナイト透析をはじめたYさんは、ノリの良い若者です。

導入時のオリエンテーションで私の冗談にのっかってくれて、「入室するには合言葉が必要なんだよね~。」というルール(?)を守ってくれています。

初日は、私「オーバー」 Yさん「ナイト!」 私「どうぞ、おはいりください。」

今から思うと、そのぐらいでおさまっていたので、かわいいものでした。

 

次の透析日には、私「いろはにほへと」 Yさん「…。え?え?パス!」

私「ちりぬるを、でしょう。」 Yさん「わからんよ~。むずかしい!」

 

そうかあ。国語領域は不得意なのかも知れない。それではずっと入室できなくなってしまう。(実際はちゃんと入室してもらって透析しています(笑)。)

それで、別の日は時事問題。

私「AKB総選挙で1位は?」 Yさん「指原莉乃!ちょうどビデオ観ていてよかった~。」

 

その頃からです。合言葉が問題形式(なぞなぞ)になっていったのは…。

私「赤ちゃんのたくさんいる国はどこ?」 Yさん「ん?ん?…降参!」 私「ニュージー(乳児)ランド!」 

 

私「かきはかきでも火事の時に役立つかきは?」 Yさん「消火器!」 私「ピンポーン」

 

私「ボウリングで9投目が必ずガーターになってしまう昆虫は何?」 Yさん「9はガーターで、クワガタ!」 私「ピンポーン!」

 

私「王様が9人そろってやるものってなに?」 Yさん「…キング…あれ?あれ?…パス!」 私「残念!9キングで、クッキングでした~」

 

私「さかさまにしたらイタクネ?と心配されるものは何でしょう。」 Yさん「う~ん。ヒントちょうだい!」 私「さかさまにしたら?イタクネ?」 Yさん「…あ!ネクタイ!」 私「ピンポーン!」

 

私「護得久(ごえく)さんがえがおになったとき、宝くじにあたりました。さて、いくら当たったでしょう?」 Yさん「5億円!」 私「なぜ?」 Yさん「『え』が『お』になったから、ご『お』くえん!」 私「ピンポーン!」

 

一度、なぞなぞを出さずにオートロックを解除して入れてしまったことがありました。

その時Yさんは、「え?これで入っていいの?」という感じで戸惑っていました。

そして、「先生のツンデレにいいようにやられている気がする!」と笑いました。

「すまない!」

ということで、今でもなぞなぞが続いています(笑)

 

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下向きと上向きで交差する?

夕立の予報を毎日のように聞いています。

けれども「おおむね晴れの天気」の中の、短い時間のシャワーのような雨がほとんどですね。

 

そういえば、最近は台風の便りもほとんどありません。

7月24日に発生した台風2号(国際名はLupit:フィリピンの言葉で冷酷なという意味)も、見たこともないような経路をたどって26日頃には消失してしまいました。

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29日現在、フィリピンの東の海上に熱帯低気圧が発生していますが、台風に発達するのかどうか注目していきたいところです。

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「最近、雨が少ないんじゃないか?」と感じると、ダム貯水率ウォッチャーの私としてはやはりとても気になるところです。

29日のグラフでは、こうなっていました。

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いつの間にか、昨年と同レベルの貯水率になってしまっています。

93.4%とはいえ、傾斜具合がいやな感じに下降直線を描いています。

2015年はどんどん貯水率が上昇し、持ち直していった時期でした。

 

 日頃から、水は大切に使わないといけませんね。

台風頼みというのがつらいところです。

 

 

「ほぉ…、ここがちきゅうのほいくえんか」

夜勤をしているスタッフに「この本、癒されますよ~」と言って紹介してもらいました。

早速、借りて読んでみたのですが、時にニタニタしながら、時に幸せな気分になりながらあっという間に読んでしまいました。

面白いです。

ほぉ…、ここがちきゅうのほいくえんか。 てぃ先生著

 

著者は関東の保育園に勤める男性保育士の「てぃ先生」

子ども好きが高じて、ツイッターで保育園の日常をつぶやき続け、なんと18万人を超えるフォロワー数となったそうです。

そのつぶやきを書籍化したのがこの本ということなのですが、子ども達の鋭い視点と感性に感動してしまいます。

 

内容をどこまで紹介していいのか迷うのですが、アマゾンの内容紹介に載っていた文章を引用しますね。

 

男の子(4歳)が段ボールで剣を作って「せんせい! みて! 」と見せてくれたので「おぉ、すごい! 誰をやっつけるの?」と聞いたら

「だれを やっつけるんじゃない! だれを まもるかだ! 」と答えた。僕は何だか恥ずかしくなった。その気持ち大切にしてほしいな。

 

女の子(5歳)に「せんせい、どうしたら おとな になれるの?」と聞かれたので「うーん…20歳になったらかなぁ」と答えたら、そばにいた男の子(5歳)が「『こどもに なりたい』と おもったら じゃない?」と素敵な答えを言った。本当にそうかもしれない。

 

 

てぃ先生の子ども達に対する愛情があふれていて、素晴らしい本です。

おすすめです。

 

 

ラジオ体操

夏休みになって、朝、ラジオ体操の集合場所に向かう小学生たちの姿が見られるようになりました。

 

ラジオ体操の健康効果については、よく言われているものに「姿勢変換能力」を鍛えて「転倒予防効果」をアップさせるというものがあります。

これは主に壮実年層に向けた効果ですね。

脳と全身の筋肉を結び付けて、素早く姿勢を変換する能力を高めることができるそうです。

つまり、つまづいた時にとっさに体を立て直して、適切に動く能力のことですね。

 

ラジオ体操第一を真面目にやると、息があがります。

全身をすみずみまでバランスよく動かしている証拠ですね。

 

ラジオ体操の第1回の放送は昭和3年ということですから、もう80年も前のお話です。

ラジオ体操のあのピアノの伴奏を聞くと、一瞬和んでしまうのは、日本人の心に深くしみ込んでしまって、もはやソウル・リズムと言っても過言ではないのかも知れません。

 

夏休みをすごす子どもたちにとっては、朝起きることの習慣化を継続する意味もあります。

休みだからといって夜更かしをして、朝をだらだらするのを防ぐ役割です。

継続は力なり、ですね。

 

 

 

 

夜の公園

昨夜はスロージョギングのために新都心公園に行きましたが、いつもと違う光景に戸惑っていました。

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スマホを片手に散歩(?)している人が多いのです。

 

「あ、ホントだ。たくさんいる~」

「だろ?」

という2人連れの会話が聞こえてきました。

 

中には、同じようにジョギングしているのだろうなと思っていたのが、急にコースからはずれてガジュマルの方へと歩き出す男性もいました。

ほかにも「オレ、毎日来ているから健康になりそう!」という声や、どう見てもカップルでそこら辺で食事の帰りにちょっと寄ってきたような人たちの姿も見られました。

すでに午後11時をすぎた時間帯です。

 

これはすごい。ポケモンGOの威力、おそるべしです。

 

それからは信号待ちでスマホを覗いている人を見かけたら、「きっとポケモンをやっているに違いない」と決めつけてしまう私がいます(笑)。

 

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旧盆の休診のお知らせ

旧盆中の休診のお知らせです。

 

8月17日(水)は旧盆(ウークイ)のため、外来は終日休診とさせていただきます。

(もちろん、透析業務は行っております。)

 

 

ご迷惑をおかけいたしますが、ご了承ください。

 

なお、15日(月)のウンケーや16日(火)のナカヌヒーは通常通りに診療いたします。

 

旧盆のお休み(2016)

 

最初の10分間

スロージョギングをなんとか続けています。

走るフォームがベタ足だったらしく、足の裏側に痛みがあったのですが、きちんと骨盤をたてて足の母趾球に体重を乗せるようなフォームにしたら楽になりました。

やはり、どんなものでもフォームは大事ですね。

 

ただし、毎度のことなのですが、走り始めがきついのです。

スロージョギングでさえきついのですから、きっと自分は体質的に走るのに向いていないんじゃないかと思っていました。

 

私には、勝手に「走りの師匠」と呼ばせてもらっている人物がいます。それは、オーバーナイト透析者のGさん。

彼は昨年の那覇マラソンをさわやかに完走した男です。

 

彼なら、きっとよいアドバイスがもらえるに違いないと「ジョギングの走り始めがきついんだけど、どうして?」と質問してみました。

すると、「そうですよねー。自分もそうなんですよねー。」と意外な返事が返ってきました。

「最初の10分間ですよね。10分を越えると楽になるんですよね。それまでは我慢ですね。」

走るスピードはもちろん違いますが、彼もそうなのだと聞いて、共感できて大喜びしました。思い切りの笑顔になっていたかも知れません。

「そう?そうなんだ~。」

「みんなそうみたいですよ。本にも書いてありましたから。」

 

後で調べてみると、確かにこの現象は「セカンド・ウインド」という名前までついているようです。

運動開始直後のきつさは、運動に対して体が適応していないために酸素の供給が追いついていないことから起こるのだそうです。

ちょうど10分ぐらい経過すると、徐々に体も適応しはじめて、摂り入れる酸素の量が運動に必要な量に追いつくのだそうです。

この酸素の需要と供給のバランスが合った状態のことを「セカンド・ウインド」というのですね。

 

これは知っていてよかったです。

運動をすすめたい患者さんにも「『10分もしないうちに苦しくなった。今日は調子悪いみたいだからやめよう』ってあきらめないで。10分間は苦しいけれど、それを抜けて楽になる瞬間が必ずあるから。それまでやってみて。」とおすすめできます。

それを知っていたら、10分以内の運動はもったいない気もします。きついだけで終わるのですから。

 

それはそうと、さすが「走りの師匠」Gさんでした。

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指をつかう計算 9の段の掛け算

指を使う計算で面白いやり方を教えてもらいました。

小学生の時、これを知っていたら、もっと数で遊べていたかも知れません。

まず、両手を広げます。

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1×9をやってみます。

左から数えて1番目の指(この場合は左手の親指)を折ります。

折った左側には指がありません。(0本)

右側には9本あります。なので答えは9です。

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2×9では、左から数えて2番目の指(左手の人差し指)を折ります。

その折った指の左に1本。右に8本の指が立っています。

そこで答えは18だとわかります。

スライド3

3×9では、左から3番目の指を折ります。

答えは27。

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4×9では、同じように4番目の指を折って、36。

スライド5

5×9では、5番目の指。答えは45。

スライド6

6×9。54。

スライド7

7×9。63。

スライド8

8×9。72。

スライド9

9×9。81。

スライド10

そして、ラスト。10×9。90。

スライド11

 

ちょっとしつこく並べてみました(笑)。

さて、どうしてそうなるのかを考えてみるのも、楽しいかも知れませんね。